3-4 宣教師戦争とその後
宣教師戦争は初めは聖教宣教師軍が優勢であった。しかし、帝国神国連合軍の軍備が整うにつれて、宣教師軍は劣勢となっていった。
その戦争中、非戦場国であるバッファル神国は魔法の杖や剣などのたくさんを武器を生産し、帝国神国連合軍に売り出した。長原清十郎はそれを続けるように支持し、結果神国には好景気が訪れた。この好景気を聖戦景気と言う。
そして、この戦争は連邦国土と両軍に大きな被害を出した末、帝国神国連合軍の勝利により終結した。すると、帝国神国連合軍は解散され、徴兵された神国の魔術戦士たちはバッファル神国に返された。この時から聖戦景気は終わり、徐々に元の景気に戻っていった。
その一方で、戦争後のゼフィルス大帝国連邦では、連邦側と宣教師側による会談が開かれた。これをモスクエラ会談と言い、ここで諸島分割条約が結ばれた。この条約は連邦側の力だけでは国土の復興に時間が掛かるため、宣教師側と協力して復興の効率化を図るのが目的であった。
この条約により、スカーレット諸島の約6割を連邦側が、約4割を宣教師側が治めるようになった。この時、連邦側の国名はゼフィルス帝国連邦に変わり、宣教師側にスカーレット神聖帝国と言う国が建てられた。




