3-1 極東民の漂流と神国建国
罪人の乱の後も、マリネスは罪人を次々と流罪 にしていった。そうやって、罪人の会の勢力も強まっていき再び流罪罪人の反乱が始まった。
罪人の会は、マリネスの命で置かれた帝国幻想者の宿舎を夜間に襲った。これにより、帝国幻想者は大打撃を受け、帝国幻想社参加者を補充しつつ、罪人の会本部から一番離れたテールン半島に独断で新しい宿舎を置いた。
その頃、ゼフィルス大帝国連邦では極東民の一行が漂流していた。マリネスは彼らを牢屋に閉じ込めた。だがその1年後、マリネスが死去し、グリントが帝王となると、彼らは牢屋から出されて、代わりにバッファル島の統率をさせた。
それを極東民が承諾すると、グリントは彼らに帝国幻想社の参加者をつけ、海底洞窟を通ってバッファル島に向かわせた。この動きに罪人の会が気づくと、戦が勃発した。この戦を帝罪の戦いと言う。
この帝国の戦いはわずか3ヶ月で帝国側の勝利で終結した。終結後、罪人の会は解散され、際結集を永久的に禁止した。それから、テールン半島の宿舎にいた帝国幻想社参加者を解放し、会議を開いた。会議は元罪人の会本部で行われた。
この会議で、全ての帝国幻想社参加者たちを祖国に帰させ、そのゼフィルス大帝国連邦に流罪制度に関する改正を求める取り決めがされた。その取り決めを、流罪改正規定と言い、グリントはかれを受け入れた。これにより、流罪罪人による反乱は無くなった。
そして、極東民の大将であった長原清十郎はバッファル島を統一し、バッファル神国を建国した。グリントはバッファル神国を独立国として認め、交易を行うことも約束した。そして、やがて他の4つの島もバッファル神国の領地となった。




