30.争乱終結の章
それより、魔界の有利しばらく続くが、やがて天界の側へと勝利は傾きたる。天の神々、地獄の門破って魔を侵す。
それには閻魔も対処しきれず、魔の奥へと奥へと去って行く。その中、赤神を遣わせる。彼の神、自らより下の神々を倒したるが、同等あるいは上級の神は倒しきれず。それでも、負けじと交戦す。その激しさは増しては増し、魔の均衡を崩し初むる。
その激しき交戦、地を揺らし、バッファルに大いなる地震をもたらしたる。その頃、島には国があり、大きな損害を与えたる。さらに、末期となれば、溶けし岩は耐えれず、魔界を破る。そのまま、真上と上がりて、ガス、岩、灰共に地へと噴きでたる。その威力、前代にも無し。
大いなる地震のもたらしは壊滅、激しき噴火のもたらしは凶作。彼の国の経済、根底より崩れ、ましではあるが、隣の国にも影響が出たる。それらを救いしは、神より命を受けし、5の老爺と7の賢者なり。内、1の老爺と全賢者はバッファルに住まい、残り4の老爺はそれぞれ違いし島に住まいたり。
そして、その頃、天地の争乱、聖杯の破壊によりて終結す。この期に、魔に残りし天の神々は元へ戻り、天に昇りし闇の最高神は魔に戻りたる。それから、天界にて会議が開かれたる。
その会議の決定より、闇の最高神は魔界への永久追放言い渡され、赤神は謀反を行いしため、地上の火山への永久追放を言い渡される。対抗する力無き彼の神々、その命に従いざるを得ず。




