2-6 バッファル諸島の復活
ゼフィルス革命により、ゼフィルス大帝国連邦の建国されると、国内に様々な魔術結社が創設されていった。中でも、帝王を後ろ楯に発展した、帝国幻想社は多くの魔導師を集めた。
魔術結社が創設されるようになると、魔導師は魔術師と名乗るようになり、魔術結社に参加していることを主張するようになった。
帝国幻想社の長であるフリンは時間を操ることの出来る魔術師であった。フリンはその力を黒曜石に付与し、時空石を作った。時空石は、多くの魔術師により改良され、時結晶となった。時結晶は魔力を感じ取って、時空操作の魔法を解除する物だった。そのため、食糧よ保存によく使われた。
やがて、5代帝王のロストフは時結晶を使って、バッファル島の機械獣たちを止める事を提案した。その提案を受けて、帝国幻想社は、一部の魔術師と国民に時結晶を持たせ、海底に出来たトンネルを通ってバッファル島に向かわせた。
その魔術師と国民たちは約3日でバッファル島に辿り着き、機械獣による犠牲者を出しながら、シーサーペント島に渡り、そこにあった施設に入った。
その施設の地下にあった機械獣たちの動力源に時結晶をくっつけて板状にした。その板を時の結晶板と言う。時の結晶板が作られると、機械獣たちの動きは止まり、バッファルの島々が復活した。
そらから、また約3日をかけて、大帝国連邦に戻ってきた魔術師と国民たちはロストフの側近となる事を認めるが、側近とならない者もいた。
そして、復活したバッファル島は流罪の罪人を流す島となった。帝王は流罪の罪人に対して、シーサーペント島にある施設には近付かないように言った。




