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2-2 宗教の誕生
人々が神について積極的に考えるようになると世界中で宗教が誕生した。
インドの釈迦は多神教の仏教、ユダヤ教を基にした一神教として、イエスがキリスト教、ムハンマドがイスラム教を説いた。この三つの宗教は、三大宗教と言われている。また、インドでは仏教に加え、多神教のヒンドゥー教も説かれた。
同じ頃、アストラル諸島ではアストラル文明の発展に伴い、あらゆる物には精霊が宿り、多くの神が分担して世界を作り、管理をしているという考えを基にした、アストラル教がアストラル一族によって説かれた。これは、すぐに諸島全体に広がった。
さらに、アストラル一族と関係の深かった、アメリア一族は、幸福や富などの全ての物事は風によって世界中を回り、全ての人間がその加護を受けられるというスピナー教も説かれた。これも、すぐに諸島全体に広がる。
しかし、スピナー教徒のヒュージンが宗教統一のために、アストラル教を否定し、他のスピナー教徒をまとめるようになると、2つの宗教の間には激しい対立が生まれた。




