2-1 アストラル諸島と新たな文明
バッファル文明が滅び、生き残ったバッファル人たちは船を使って北上し、やがて見つけた、巨大な島で新たな政治を始めた。この島を、スカーレット家が支配するようになると、スカーレット島と言われるようになった。
しかし、その支配に不満を持った人々もいた。その人々をスプリッターズと言う。スプリッターズは周りにあった島々に分かれ、それぞれ独自の政治を行った。
スカーレット家はスカーレット島の支配を完了したあと、各島に散らばったスプリッターズに武力行使をした。しかし、激しい抵抗を受けた上、警備が手薄になってしまったスカーレット家の館が襲撃された。これにより、スカーレット家の力は弱まり、その隙を見たスプリッターズの1人・アストラルがスカーレット家の勢力をさらに抑えた。
それから、スップリッターはスカーレット島に再度集まった。これを、分裂者再結集と言う。分裂者再結集が起こると、スカーレット島と、その周りの島々は統一され、アストラル人民連合国がおこった。このことから、それらの島々はまとめて、アストラル諸島と呼ばれるようになった。
アストラル人民連合国では、バッファルの神楽詞が変化したアストラル神楽詞という文字が使われ、通貨はスタルに統一された。
スカーレット島の中央には、スップリッター議会堂が置かれ、アストラル一族を議長とする、直接民主制の会議を行うようになった。このように、バッファル文明に代わって、アストラル諸島で起こった、新たな文明をアストラル文明と言う。




