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22.異世界の章
やがて、神は彼の石が、神のみぞつくたること、気付き全ての神に詰問する。
が、その中に見つからず。そして、光の最高神は、その石の元を調べ始める。遠くには黒き天体。石も同じ方角から落ちてきた。まさかと思いて、それを確かめる。
やはり、彼の神の憶測、当たってた。あの時、黒き天体に神力の塊、通った痕跡あり。この黒き天体の奥、何者かいると神、考えて、全ての神をひきつれて、黒き天体の中へと、侵入す。
そして、その先で神は見る。宇宙をも囲む巨星を、負けじと大きい6つの星を。木の根は、重力を歪めて、黒き天体を強引に作り出す。
さらに、隕石落とした神を見つけたり。悪しき気をやどす、黒し大きし邪神とも言うべき、その姿。神は、それがあの時、宇宙の外へと追放した邪悪の塊と確信し、すぐさま、宇宙へ戻りたる。
それから、全ての神、全ての力を振り絞り、堅き巨大結界を作り出す。その堅さ、例え無し。大きささえも、例え無し。




