表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
LEGEND MONSTERS(レジェンド・モンスターズ)-The Extra-  作者: プリンアラモード
レジェモン外伝 #10~#12
48/149

#12 密書

◆今回登場する人物◆

猿飛佐吉(22)

忍者・猿飛佐助の末裔。数年前、日本からシャインズ島に移住してきた忍者。たくさんの下忍や中忍を束ねる上忍である。

ルーク(32)

”シュタルク海賊団”の棟梁。普段は強気だが、臆病な点がある。

アバディーン(42)

シャインズ王国国王。猿飛佐吉とは主従関係にある。

マルクス(39)

スカーレット魔法帝国の現帝王。ジョブはスパイラルメイジ。世界唯一の全属性持ち。

 シャインズ島のとある町の忍者が、国王から密書をスカーレットへ渡すよう命じられた。その、忍者の名は猿飛佐吉。アストラル諸島よりも、さらに北西にある島国、日本にいた忍者・猿飛佐助の末裔である。

 「佐吉よ、スカーレットの帝王にこの書を渡すのだ。」

アバディーン王にそう言われ、佐吉は

「承知いたしました。」

と言って、その書を受け取り、城の窓から飛び上がり近くの電柱の上へ降り立つ。続いて、電線の上を軽々と走り始めた。

 そして、とある港町まで電線づたいで進み、そこで部下に借りさせておいた、大きな帆船でその部下とともに出航した。

 それから、数日間、危険な海で平和な船旅を続けていた、忍者たちだったがちいにそれは終わってしまった。なんと、海賊の砲撃を受けたのだ。その結果、船は破損。やがて、沈むと判断した彼らは海へ飛び込み、水とんの術で一斉に海賊船へ近づき、そして、忍び込んだ。

 「奴らが乗り込んできたぞ!」

と、そのとき、海賊の棟梁がそう叫んだ。すると、海賊は忍者たちに襲いかかった。しかし、彼らは返り討ちにあった。忍術や、高度な抜刀術、そして、吹き矢や短剣、手裏剣による遠距離攻撃の前に手も足も出なかったのだ。その様子を見て、棟梁は逃げ出し、船の中の海賊を全滅させた忍者たちは、その船で際出航した。

 その後も、たくさんの海賊と衝突したり、嵐に直面したりなど、危険が絶えなかったが何とか切り抜け、ついに、スカーレット魔法帝国にたどり着いた。そして、また数日ほど陸を歩いて、帝都・スカーレルに到着し、やっとこさ帝王に密書を渡すことが出来た。

 「ご苦労だった。」

「ありがたきお言葉。」

た、そんなやり取りのあと、また、城の窓から飛び出し、家の屋根の上を渡りながら、船にたどり着き、また数々の危険を乗り越え、シャインズ島に帰還。それから、行きと同じように電線づたいでシャインズ城に戻り、お礼を受け取った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ