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10.命の星誕生の章
地の星、大地より外へと3つの枝突き出でたり。その枝、世界樹より伸びにけり。
枝、光を受け取り合わさって、炭より酸を作り出す。酸は生命、命ありしものに息を可能とし、炭は温室効果、地球に熱を調節す。しかし、それらは宇宙の彼方へと消え失せる。
そこで、緑の神、考える。酸、炭、その他諸なる物質、地に留ます方法考える。そして、彼の神思い付き地に燐光、持たらしたまう。俗に語る大気でありける。
生命の必須物質、保たれしとき、緑の神は突き出た世界樹の枝折り、生命の起源、大地の小枝と生命の小枝となる。大地の小枝、分身、分裂繰り返し、地上の基礎、陸を作り出す。一方、 生命の小枝もまた、分身、分裂繰り返し、地の隅々まで埋め尽くす。そして、青き神、作りし海に落ちたもの、命持ち始める。
また、小枝散らばりし前、神は進化の力、生命に与える。この力、生命の衰弱防いで、とある地、おある地の環境適す生命生まれゆく。
こうして、命の星、漆黒の宇宙の中にて誕生す。緑の神、地の名を持つ球体、略すれば地球と言うなり。




