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7.赤神暴走の章
太陽に住まう赤き神、近くの水の星、我が物とし、暴走を始めたり。
その噂、雷が聞きつけ、左より右へと口で伝わる。彼の神々、襲来を恐れ、決壊強化を行う。さらに、輪、衛星、その他諸なる物で星を囲む。
緑の神も、襲来恐れ、周りに目つけず、重力持って大いなる岩を吸い寄せ、地にぶつける。その接触、大きな衝撃となりて、星を揺るがす。
その衝動、因となりて一時、生命の力は失せる。しかし、緑の神、世界樹の内より、無くし物、放ち出しもとに戻りゆく。
一方、衝撃の因となりた巨石、狙いのまま、地を保護する衛星となる。その星、月の名を持つ。
やがて、赤き神の暴走は止まり、いるべき火の星の中へと帰還する。




