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3-7 第一次魔導戦争の始まり
反双大国統一大教団とスカッーレット三国連合の間接的な対立が進む中、教団の長・セイクリウスがバートル区支部へ出向いていた。
一方、スカッーレット島では教団側との対立をしつつ、スカッーレット三国同盟は軍備を進めていた。その頃、バートル島に潜伏していた三国同盟の小隊がセイクリウスのことを知った上でバートル区の教団支部を奇襲した。その支部での軍備は不完全であったため、奇襲に成功した。これは、潜伏した小隊の独自行為であったが、教団から大きな反感を買った。
そして、その反感が公になると、反双大国統一大教団がスカッーレット三国同盟へ宣戦布告をし、スカッーレット島のボーダーバリアンで初めての直接的な対立があった。このボーダーバリアン陸戦から開戦した、魔術師同士を主とする戦いを第一次魔導戦争と言う。




