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衝撃?

いやあ更新おくれたネ

どうもこんにちは。瞳です。

起きたら、知らない街に立ってました。

抽象的というか、適当ですけど、ほんとにそれだけなんです

街の様子を確認してみたところ、どうやら文明はそんなに発達してないようです。

大体の家がレンガや木でできてて日本だったら地震ですぐおじゃんですね。


「はー、どうしよう。」


ため息がでます。

不良さんに刺されて死んだと思ってたのに、まさかここは死後の世界何でしょうか。

あの不良さんも殺す気じゃ無かったのなら軽い刑だといいですけど…


「なんだいお嬢さん困ってるの?」


頭が金色のゴツイおじさんに話しかけられました。

いかにも怖そうです

それに僕は男です。


返事をした方がいいのかな


「どうした?どっか悪いのか?」


まだ話しかけてきます

しつこいのでガツンと言ってやりましょうか


「あ、ああの、えとえと、ぼぼぼくは、ヒトミとい、言います!い、一応男です!!」


しまったー。なにいきなり自己紹介してるんだ僕は。

変な奴だと思われたかも…

すっごい怪しげな顔してるし…


「ぶっはっはっは!!そうかそうかすまんな?いやあかわいい顔してっからよ、声も女みてえだしな!それにその服も似合ってんじゃねえか。ま、元気ならイイってことよ!見た所他所モンみてえだけど、行く宛あんのか?」


服…?

な、なにこれ!

さっきまで来てたジャージはいつの間にか白いフリフリの付いたワンピースになっていた。

恥ずかしい。


それにしてもこの人、悪い人じゃ無さそうだな。右も左も分からないし取り敢えずこの街のことを色々聞いとこう。


「あ、は、はい!あっいいえ!えと、僕はニホンという所から来たんですけど、はい、でもあの、この街の事が何も分からなくて…よければその…」


自分が話すの得意じゃ無いのをすっかり忘れていた。

心の中では口達者なのにぃー!

こういうの内弁慶っていうのかなあ。


「もっとはきはき話せよな!ハハッまあいいぜ!俺はこの街の冒険者組合で長をやってるゴルドーだ。まあこんなガキが困ってんだ。この街のこと色々教えてやるよ!着いてきな!」


そう言ってゴルドー(心の中では呼び捨てさ)は僕を連れてずんずん歩き出した。










―――――――――3時間後







「はあはあはあ…」


あれからゴルドーにこの街を案内(市中引き回し)され、ようやく主要箇所めぐりが終わった。

これでも陸上部なのに、街の道路がガタガタ過ぎてかなり疲れた。


「がっはっは!男の癖に体力の無いやつだ!!!疲れたろう。これを飲め!」


そう言ってゴルドーは僕に濁ったお水の様なものを差し出した。

正直嫌だが、もう耐えられそうもない乾きが僕を襲い続けていた。


「あ、ありがとうございます。ゴルドーさん。い、いただきます。」


そう言って僕はその飲み物を口にした。



「!??!!????!?んんんんん!?????」


なんてことでしょう。あれほど疲れていた僕の体が見る見るうちに元気になっていくではないか!

これが伝説の黄金水か!美少女から微量だけとれるといry


「がはは!!どうだ美味いだろう。それはヴァニールの水と言ってな。温泉都市ヴァニールのごく一部の源泉からしか取れない貴重な水なんだぞぉ!それを飲んだらたちまち…」


たしかにすごい水だがまあいい。


ゴルドーが話してるうちに、案内のおサライをしておこう。

まず、この街の名前はキースベルク。むかーしの英雄の名前からとったものだそうだ。

そして、この街には冒険者組合という巨大な組織があるという。

それは魔界(なにかはよく分からんけど危ない場所)を除いた全世界に根を広げている組織らしい。

そしてこの街がその総本山である。


私が立っていた通りは、冒険者街道といって、冒険者を志す人々は必ず通るという名所らしい。

あ、そうそう。冒険者ってのは悪党退治したり、化け物(まだよく分からない)を討伐したりする、いわゆる何でも屋さんのようなもので、僕がゴルドーに「雑用係なんですか?」と聞いたらゴルドーは「俺たち冒険者は人々に奉仕する言わばメイドさ!」と軽く笑い飛ばしていた。


とてもじゃないが僕はゴルドーのメイド姿など見たくない。


「ん?どうした?考え事か?」


おっと、思考にふけっていたらいつの間にかゴルドーの話が終わっていた。


「ああ、えと、ボクには今晩泊まるところもないし、どうしようかなって…」


つい適当なことを言ったが、間違いではない。この街じゃあ僕はいわゆる世捨て人同然なのだから。


「うーん。そうかそうか。ならお前、1度ギルド(組合)に来いよ。そこで冒険者手帳作っちまえば旅行者宿も取れるからよ。ギルドの場所はさっき通ったから分かるよな!」


旅行者宿。ゴルドーがちらっと言っていたがたしか、他所から来た人が1週間だけ無料で宿泊できる冒険者組合が設置したいわゆる公的機関だっけ。

飲んだくれて倒れたりしてる人を泊めたり、戦闘による怪我で動けない冒険者の安置をするのがもっぱらの役割だとか。


「う、うん。そうする。あ、あの、ありがとう。ゴルドー」


厳ついやつに悪い奴はいないって相場は決まってるんですね!

いやあ、この街に来て最初に会えたのがゴルドーでよかった。


「おいおいギルド長に呼び捨てかよー!がっはっは!まあいいぜ!ヒトミ、大変だろうが、頑張れよ!困ったことがあればギルドの受付で俺の名前を出せば相談に乗るぜ!じゃあな!」


今から仕事があるらしく。ゴルドーは足早に駆けていった。



「さて。僕も行こうかな。」


あれ?足に力が入らない。


そっか。僕、考えないようにしてたけど。ここじゃ一人ぼっちなんだな。寂しいや。


でもまあ、宿でごろ寝するためにもまずはギルドに行くか。


「ふんっ!」




――――――ふとももに手をついて立ち上がったその時気がついた。


おちんちんが、無い。――――――――――――――――――

衝撃の事実?

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