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通学路で

2作目です!


1作目を書かないとダメなのでこちらは不定期更新です。

1作目も不定期σ(^_^;)


ラノベ意識で書いてます、学園物語りです!

 みんなはこんな事を思ったことがあるだろうか?


 1人になりたくない。合わせないとダメだ。面白くないけど合わせないといじめられる。


 少なくとも俺はある。というか、生まれたときからと言っても過言ではない。


 なぜなら生まれたときに泣かなかった俺は双子の弟が泣いてるのをみてから泣いたそうだ。

 偶然だと思うだろうか?

 確かにこれだけを見たら偶然だと言えるかもしれない。


 しかし、他にもこんなエピソードがある。


 3歳のとき家族でヒーローショーを見に行った時のこと。

 俺は最初なんの興味も示さなかったらしい。しかし、弟はとてもはしゃいでいて、それを見て俺は突然はしゃぎだしたそうだ。

 まあ、これはよくあること?だろう。しかしこれには続きがある。


 ヒーローショーの時、悪役が登場した時、他の子供たちは泣く。なのに俺は泣かなかった。

 しかし、たまたま悪役が子供を連れて行って一緒にステージに上がるみたいな演出があったんだ。

 その時、5人くらい選ばれたんだが俺も当たってしまった。そして、ステージに立つとヒーローに「泣かないのかい?」みたいな事を言われた。

 一応、自己解釈です。

 そして、周りを見た時泣いてないのは俺だけだった。

 その時こう思った。

 泣かねば!っと。まあ、その後号泣した。



 まあ、つまり何が言いたいのかというと俺はKY(空気読めない)ならぬKS(空気しか読めない)なのだ。

 決して臭いとかカスとかではない

 ここテストにでますよ〜。…はい、すいません。


 ***


 俺の名前は空木からき祐一ゆういち

 ピッチピチの高校1年生。

 ピッチピチっていう表現があってるかは知らないがピッチピチだ。


 今通っている学校は県立宝野宮高校。

 そして、俺たちは今その高校までの道のりを歩いている。

 まあ、登校中だ。


 6月の梅雨時。外の部活の人達にとっては部活休みになる恵みの雨だろう。だが、俺のような帰宅部は違う。帰宅部は雨だろうが洪水だろうが関係ない。

 家に帰るまでが部活です。

 ぶっちゃけどこよりもハードな部活だと思う。

 だって、洪水でも部活だぜ?

 ポケ○ンでもいたら楽なんだけどなー。


 まあ、そんなどーでもいい事を考えながら横からの雨をしのぐために傘を横に向けながら俺達は登校していた。


「兄さん、あぶな…」


 俺を兄さんと後ろから呼ぶ声がしたが、そんなのに反応する前に横を車が通り水しぶきを俺にぶつけてくる。

 逆側に傘をさしていた俺はびしょ濡れになった。

 …前言撤回、やっぱ帰宅部にとって雨も天敵だ。


「…言うの遅えよ、佐二さじ


 空木 佐二

 俺の双子の弟にして、1年でサッカー部のエース、イケメンで運動神経も抜群によく、高校の入試の成績は次席。つまり2位だ。

 まあ、そんな奴がいれば当然モテモテなわけでもうファンクラブができているらしい。

 俺にもファン分けてくれよ。


 に向き、ジト目を意識しながら皮肉を呟く。


「はは、まあ過ぎたことはいいじゃないか。それより、大丈夫?」


 佐二は必殺イチコロスマイル(命名おれ)を浮かべながら話しを逸らしにかかった。

 まあ、心配してくれてるだけなんだけど。

 やばい、心の中ひねくれすぎだろ俺。


「ああ、しかし次はもっとはやく言えよ」


「わかったよ。…兄さんが自分の事を言うのは僕の前だけだもんね」


「余計な説明どうも」


 そう、今のが他人だったら多分笑って取り繕って俺から話しを逸らしにかかっただろう。

 そして聞こえないくらいの声で愚痴っている。

 俺は昔からこういう性格で俺は昔からこういう性格が大嫌いだ。


 宝野宮高校の前には1本の坂道がある。

 50メートルくらいの長さがあって、そこを登りきったら、もう校門前だ。


 俺達はその坂を歩いてた。


「はあ、本当なげえ」


 思わずため息がでる。


「だね」


 佐二もこの坂は嫌いなようだ。

 だるそうな顔で俺の後ろについてきている。


 そして、やっとの事で坂を登りきり後は校門をくぐるだけなのだが、俺は校門にもたれかかっている1人の女子を見つけ思わず立ち止まってしまう。


 真凪しんなぎ紅葉もみじ

 垢が抜けている綺麗な黒い長髪の髪、整った顔にスラッとした身長。胸もスラってしているのは残念だが10人に聞いたら10人が美少女と答えるだろう。

 成績も首席と、後ろのやつと似たようなスペックの持ち主だ。


 真凪は俺たちを…いや俺を見つけると少し早めのスピードで歩いてきて、俺の前で止まると一言目にこう言った。


「今日こそ、一緒にその性格を直す努力をしましょう」


 まっすぐな瞳に思わず赤くなってしまう。

 そんなこと言われたらこういうしかないじゃん…

 俺は笑顔を向けてこう言った。


「いやだ」


 そう答えると、前で真凪がイラッとしたような顔をしていて、後ろで佐二が笑いを堪えていた。


 佐二の野郎は後で殴る。


不定期σ(^_^;)すいません


次回は少し前に遡り、出会いのシーンです(予定)


1作目の双竜の厄災も見ていただければ幸いです!

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