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blue blue   作者: 絢未
第1章
3/3

歌声が新たな出会いを呼んだ

「歌、上手だね。」

突然、可愛らしい声が降ってきた。



顔を上げると、月明かりに照らされた小さな女性が一人。

ニコニコしていた。



この海で、人に出会ったのは、初めてだった。

もう何度も訪れているけれど、夏でも泳いでいるはいないし、砂浜もずっと綺麗に保たれたまま。

人には知られてない私だけの場所だと思っていた。



「私たち以外にこの場所を知ってる人がいるなんてね。」


彼女も、同じことを思っていたようだ。



「私たち…。」


彼女以外にも誰かがいるのだろうか。

でも、彼女以外に人の気配はない。



「そう、私たち。この近くにね、シェアハウスがあるの。」


彼女の指差した先には、確かに小さな明かりが見えた。




「男女5人で暮らしてるんだけどよかったら来てみない?」


彼女は、可愛らしく首を傾げる。


「えっ、でも…。」


「大丈夫だよ。みんな優しいから。」

相変わらずニコニコと笑って良い人そうではあるけれど、さっき出会ったばかりの人に付いていって良い気はしなかった。




「いや…。」


断ろう。そう思った。簡単に信用しちゃいけない。



「あ、そっか。知らない人には付いていかないって学校で習うもんね。自己紹介しなきゃ。」


私の心を読み取ったかのように、そう言って女性は

垣内灯(かちうち あかり、25歳です。今は、絵本作家やってます。」



礼儀正しく頭を下げて「よろしくね。」と言った。




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