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第8話 ペットはやっぱり愛犬ロボ「テツ」が至高である

今回は光が活躍します。後の2人は今回コントを繰り広げるだけのポンコツです。

説明を聞いて早速麒麟が逃げたと言われている森に到着。


「で、さっき対策がどうのこうの言ってたけどなんかあるのか?」


雷斗は隼斗に尋ねるが・・・。


「全くのノープランだ。」


「そうか・・・・・ておい!!!」


隼斗が対策も何も思案していないことに怒鳴る。


「まず、モンハンの麒麟と相違点があるとすれば大人しいことと放電しないことだろ?危険性は無いに等しいんだけど問題は捕獲方法。モンハンだと麒麟は討伐するしか手段が無かったからなぁ。」


そう、今回の依頼はあくまで生け捕り。バレットはこの麒麟を遺伝子研究に役立てたいということで捕獲を隼斗たちに命じた。しかし、隼斗や雷斗にとっては捕獲より討伐のほうが気が楽だった。何故なら、隼斗たちには麒麟の捕獲という知識が皆無だからだ。そもそもこの麒麟という類の生き物は混沌島で流行っているモンスターズハンティングの中のモンスターである。普通のモンスターには討伐と捕獲と一定のエリアからモンスターを追い出す「追放」と一定のエリアのモンスターを全滅させる「殲滅」の4種類のクエストがある。その中でも麒麟は特別で討伐クエストしかないシリーズの中でも前代未聞のモンスター。よって、罠系統は全て無効され、弱点が無く、討伐が非常に難しい。ハンターの間では「モンハン界のゾ〇マ」とまで言われている。だから、隼斗たちは麒麟捕獲の知識が無いのであった。


「てか、モンハンについての一連の解説はこの場で必要か?」


隼斗は解説に不満を抱きつつ森の中を進んで行く。


「ダメ元でも落とし穴とか使ってみる?」


雷斗の提案に隼斗は首を横に振る。


「駄目だ。雷斗、麒麟と聞いてるからゲームの方で物事考えるなよ。あくまでこれは現実の出来事だ。」


隼斗にそう言われ雷斗はハッとする。真に隼斗を悩ませていた種は麒麟捕獲の知識が無いことではない。現実だということだった。モンハンの罠系統は殆どが非現実的だ。落石、痺れ罠、眠り罠、毒入り肉などがあるが普通では殆どが出来ないだろう。落石が出来たとしても高度な演算能力が必要となる。光がいるのでそれは問題ないが隼斗たちは非常食くらいしか持っていないのにどうやって落石を高い所に維持させるかが問題である。


「じゃあ、罠系統は全般的に使えないってことか?」


「そういうことだな。」


隼斗の言葉に雷斗はガックリする。


「そういえば、光、お前さっきから同じ方向見てどうしたんだ?」


隼斗が同じ方向を向いている光を不審に思い尋ねる。


「麒麟いたよ。」


「それもっと早く言えよ!!!いつから見つけてたんだ?」


「「全くのノープランだ」ってところくらいかな?」


「最初のほうじゃねえか!!!」


光の発言に雷斗は大声でツッコむ。その声に反応して麒麟は逃げていってしまった。



「逃げたじゃねえかこのツッコミバカ!!」


「俺がツッコミしか脳のないみたいな言い方止めろー!!!」


雷斗は文句を言いつつも麒麟を追う隼斗の後をついて行く。しかし、距離をなかなか詰めれずにいた。そんな時、光の一言がこの状況を打破する。


「麒麟さんってカッコいいよね!」


この発言に隼斗と雷斗はポカーンとする。何故、こんな緊迫した状況で、今、その言葉を吐いたのか。隼斗と雷斗には全く理解出来なかった。肝心の麒麟さんは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・照れていた。


「て・・・照れてる?」


普通の人ならお世辞にしか聞こえない光の発言を真に受けているのだった。


「今、麒麟さん探している人があっちにいたけどそこで出て来たらヒーローだよね〜?」


光がバレットさんの屋敷の方を指して言う。麒麟はその言葉を聞くと来た道を逆走する。


「ど、どうしたんだあの麒麟?」


雷斗は戸惑いを隠せなかった。その答えは光が知っていた。


「あの麒麟さん、見た目はああだけど、メンタルが子供じみてるの。だから、お世辞でも機敏に反応するよ。」


光曰わく、麒麟は心が子供っぽく人の言葉に必要以上に反応してしまうと。


「でも、どうやってそれを?」


「ヒントは、出発前の会話にあるよ。」


「出発前の会話?」


雷斗が聞くと光はヒントを話す。光の発言を隼斗が少し考えた。すぐに隼斗はハッとする。都合上その会話文を抜いたので下の*から回想です。それでは・・・ホワ〜ン・・・


「それらしい効果音出さんでいいわ!!!」


回想に入る前に雷斗が叫ぶが誰の返答もなく虚しく空気に溶け込んでいった。













「麒麟はこの森に逃げた。それでは、捕獲を頼んだ。」


バレットにつれてこられて森の前に立つバレットと隼斗たち。森にしては日差しが入って生き物が住みやすい環境だった。結局、バレットは姿以外の情報はなく、更に捕獲の為の道具もないという「どうしろと?」な状態だった。


「最後に質問するぞ。」


「どうした?」


隼斗が最後に質問した。当時はどうでもいい質問だった。


「あんたのとこの動物飼育環境は申し分もない筈だ。何故そんな逃げ出すようなことがあった?」


「ああ、それはね、次女に麒麟を見せるとね、飛んで喜んでたんだけど、「ゾウさんのほうがもっと好きです!」と言った途端にショックを受けて逃げていったんだよ。」


「麒麟さん、メンタルもろ!!!」


隼斗の質問に対するバレットの返答を聞いた雷斗はやはりツッコんだ。












「つまり、メンタルが弱いってとこに注目したわけだろ?」


「そう、批判的な言葉を必要以上に受けるならその逆も然りと思ったわけ。」


隼斗の言ったことを光は肯定して自分の考えていたことを話す。


「流石、混沌島一演算能力が高いだけあるな。」


雷斗は光を褒める。それに対して光は頬を赤らめ、それを見ていた雷斗も頬を赤らめた。












今回の報酬

・バトルドーム 1台

・10万円


「こんなにいいんですか?何時もは3万くらいですのに?」


「いいよ、そっちも人数が増えて大変だろうし。少しでも足しになれば嬉しい。」


隼斗の問いにバレットはにっこり笑って答える。雷斗と光は丁寧にお辞儀をする。


「しかし、良かったね隼斗君、新しい家族が出来て。」


「は、はあ・・・。」


バレットの別れ際の言葉に何時もにはない曖昧な返事をして帰っていく。

家族。それは彼―飛鳥隼斗にとって一番辛い言葉だった。


次回は、学校の話になると思う(変更あり)。え、何故か?一応隼斗高校生だもん。飛び級で雷斗と光もだからね。

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