第7話 ペットはゾウさん以下キリンさん以上がベスト
今回は短めです。少し書き方も変えました。
万屋「ヒトリ」に雷斗たちが来てから数日が経つ。
「あー、暇だー。おい、雷斗、ちょっとこの建物から飛び降りろよ。」
「お前の暇つぶしの為に死ねと?小学生のガキになんて物騒な指示してんだよ。」
「どうせお前、大方飛び級とかでもう高校とかに在学してるんじゃないのか?」
隼斗が冗談交じりのことをだるそうに話す。
「貴様・・・いつからそれを・・・。」
「いや、マジかよ!?今の冗談のつもりだったんだけど!!」
「あ、そういうのは私も。」
「ブルータ・・・・・光、お前もかよ!!」
雷斗と光の飛び級発言に隼斗は目を見開いて驚く。
「なんなのこいつら、俺の周りのガキ、みんな規格外かよ!!」
「規格外なのはこの島にいる能力者全員に言えるだろ。それに、俺からしたらあんたの腹黒さというかドS心というか・・・・・まあ、なんかあの時の黒さのほうが規格外だと思う。」
雷斗が話したあの時とは馬鹿との戦闘終了後の話である。雷斗たちが工場に戻ると馬鹿に馬乗りし顔面に笑顔で拳を入れていた隼斗のことだ。光の話によればその黒さから彼は「黒鳥」と呼ばれるようになったとか・・・。
「雷斗、人は時には非情さも必要なのさ。非情になれなかったら苦しむ一方だぜ。」
「いや、あれは非情がどうとかじゃなくて完全にお前が好んでただ殴ってただけだろ?満面の笑みだったし。」
「非情さが時には大事ね。メモメモ・・・」
「んな余計なことメモしなくていいんだよ!!!」
雷斗はメモをする光からペンとメモ帳を取り上げてツッコむ。
「余計なこと?何言ってんだ?これはテストに出るぞ。」
「じゃあどこのどういうテストに出るか言ってみろよ!!!」
隼斗の発言に雷斗はツッコむ。安定のコンビである。
「あー、もしもし?」
「おい!ごまかしてんの分かってんだぞ!!さっさと答えろ!!!」
『あー、今大丈夫かね?其方は大分騒がしいようじゃが・・・。』
「問題ないです、うちで預かってるガキです。」
「本当の電話かよ・・・。」
雷斗は少し羞恥した。そして、そのまま椅子に座り黙り込んだ。
「おー、ハイハイ。分かりました。すぐそっちへ向かう。」
隼斗は電話を切るとすぐに雷斗たちに指示をする。
「お前ら、久々の依頼だ。さっさと準備しろ。」
隼斗はそう言い残し、3階に上がって行った。
アヴァンシアに乗って2分くらいで依頼人の家に着いた隼斗一行。家に着くと雷斗と光は言葉を失っていた。何故なら依頼人の家は面積と言い外装と言いアメリカのホワイトハウスみたいで、雷斗と光は初めてそれを目の当たりにしたからである。
「おお、随分と速い。流石、最速の万屋だ。」
依頼人らしき人のその言葉に隼斗は「また大袈裟な」と呟いていた。家で話をすると言われ、依頼人の家の中に入っていく。中は至る所に高そうな宝石や壺が置かれていて金持ちオーラを醸し出していた。
「また来てもらってすまない。ところでその子供2人は?」
「2人とも私の助手です。貴方から見て右からルーク君、シータさんです。」
「だからそのキャラ止めろ!!!」
雷斗は隼斗が被っていたハットを没収する。そして、そのままゴミ箱へボッシュートする。
「何をするんだい?それは英国紳士である私の大切な・・・」
「英語も話せねえような英国紳士がいてたまるか!!!」
雷斗は依頼人の家でも容赦なく隼斗にツッコむ。ここで、さっきまで黙っていた光が話し出す。
「ねえ、さっきの雷斗君のボッシュート見たらバトルドームやりたくなってきた。」
「あー、俺もやりてえな。あの超エキサイティングな3Dアクションゲーム。」
「あんたら何しに来たの!!?遊びに来たんじゃないぞ!!!」
「少し待っててくれよ。今持ってくるから・・・」
「持って来なくていいからさっさと依頼内容話せよ!!!」
雷斗のツッコミは休むところ知らず。数分後・・・
「いやーすまなかった。2人は私を知らないというので名乗っておこう。私はバレット・アニスという、よろしく。」
「うちの常連さんだが色々依頼が面倒なんだ。」
バレットが紹介をする最中、ボソッと雷斗たちに話す隼斗。
「今回の依頼はこのペットの捕獲だ。」
そう言って見せてもらった写真に隼斗と雷斗は目を見開いて驚いていた。光はわたあめを頬張っていた。
隼斗と雷斗が驚いたのは無理もない。何故ならその写真にはモンハンをやっている者なら誰でも知っているあの魔獣の姿が・・・。
「冗談ですよね?これ・・・モンハンの麒麟じゃないですか・・・。」
「冗談ではない。こいつは見た目がモンハンの麒麟そのものだが大人しい。安心してくれ。まあ、こいつはキリンと色んな動物の遺伝子を配合していったら産まれた奴だ。偶然の産物と言ったところか。」
雷斗が口を吊り上げて聞く。本物と答えた後バレットは麒麟の説明をする。
「偶然の産物にしても産まれないと思うが最近流行りの突然変異ってやつか。」
隼斗が苦笑いして呟く。モンハンしてきた者はたいてい麒麟に苦しまれている。いくら大人しいと言っても警戒レベルが最大までいってしまう。
「まあ、受けましょう。麒麟と言えども対策が打てれば大丈夫だ。」
隼斗は強がって言うが冷や汗が止まることはなかった。
次回は「ペットには愛犬ロボ「テツ」が至高」です。




