表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/19

第1話 人間は皆悪い人ばかりではない・・・・・たぶん

今回は短めです。この話が本当のプロローグと考えてもいいと思います。そして、最初はちょっとシリアス。

混沌島の最大都市…過悪須町のとある路地裏にて・・・


子分1「へへっ。ざまあ、ひったくってやったぜ!」


子分2「あいつやっぱり金たんまり持ってやがったぜ。兄貴も大喜びだな!」


ひったくり犯の2人組はひったくったカバンの中身を見ながら言った。しかし、其処へ通りかかった金髪で絶望に満ちたような銀色の目をした少年がいた。彼の名前は暗崎雷斗。人間の汚さに呆れ絶望している少し中二じみた少年だ。ちなみに彼は8歳です。


雷斗「おい、てめえら。何してんだよ?」


雷斗はその絶望に満ちた目でひったくり犯2人を睨みつける。あと理由わけありで大人びています。


子分1「ん?なんだこのちんちくりんは?」


子分2「僕ちゃん、此処は危ないでちゅよー。」


ひったくり犯2人が雷斗に気づきそれぞれ言った。しかし、子分2が言ったのは雷斗にとって禁句同然のセリフである。雷斗は子分2の手を掴むと左に捻り出した。子分2は「いててっ!!」と大きな声を上げた。


子分1「このガキ、止めろよ!」


子分1が雷斗に殴ろうとするが雷斗は軽々しく避ける。子分2は手首を押さえて悶えていた。


雷斗「てめえらみたいな汚い奴らが軽々しく話しかけてきてんじゃねーぞ。殺すぞ?」


雷斗はひったくり犯2人を気圧すように低い声で言った。その言葉にカチンと来たひったくり犯2人。


子分1「このガキ、ナメやがって・・・!」


子分2「やっちまおうぜ!」


子分1「そうだな。」


子分2は未だに手首を痛そうに押さえながら言った。子分1はそれに賛同し、雷斗に向かって2人して走っていく。


    ザクッ


止まっている雷斗と走っているひったくり犯2人の間に入るかのように1本のナイフが音を立て地面に刺さった。


?「おいおい、小僧1人に対して大の大人が2人?大人げなさすぎだろ・・・。」


その言葉を聞いた雷斗が上を向くと黒に少し青みがかった髪に青い目をした高校生位の男性が立っていた。この男こそがこの物語の主人公である飛鳥隼斗だ。


隼斗「てめえら、喧嘩売るならせめて俺みたいな高校生にしときな。小学生に売るのはどうかと思うぞ。」


隼斗はひったくり犯2人に言うと5階くらいはあろうかと言うビルから飛び降りて見事に着地した。


子分1「お、おい・・・。コイツもしかして・・・。」


子分2「ああ、間違いねー。あいつだ。」


隼斗の容姿を間近に見たひったくり犯2人は驚きの声を上げていた。どうやら隼斗には心当たりがあるようだ。雷斗だけは首を傾げていた。


子分2「やべーよ、俺らブタ箱行き決定したようなもんじゃねーか・・・。」


子分1「いや、あいつは無能力者と聞く。1対2ならなんとかなるかもしれん。何より兄貴にこの金を差し上げる義務がある。」


子分2「そ、そうだな。兄貴の為に負ける訳にはいかないんだ。全ては兄貴の為に!!ナメるな〈黒鳥〉!!」


ひったくり犯2人は考えをまとめ、隼斗に襲い掛かる。しかし、隼斗はこの混沌島中で〈黒鳥〉という異名を持っている訳で戦闘力は伊達ではない。


隼斗「てめえらみたいな小者が兄貴、兄貴ってほざいている時点で・・・」


隼斗はそう言いながら子分1の腹に蹴りをかまし、更に子分2の懐に潜り込んだ。


隼斗「3流悪役のやられキャラなんだよ!!!」


子分2にアッパーをしながら隼斗は叫んだ。子分2は高く舞い上がり放物線を描いて地面に落ちた。


隼斗「ったく、面倒なことしやがって・・・。」


ひったくり犯が取ってきたカバンを手にして隼斗は言った。雷斗は一瞬の出来事で脳が処理しきれずにいた。隼斗は雷斗に向かって1言。


隼斗「小僧、もう自分から絡むなよ。」


雷斗はこの時初めて隼斗の顔を正面で見た。


雷斗(ハヤブサのような細い目つきをしているけど分かる。なんて澄み切った目をしているんだ。ここまで澄み切った目をしている人は見たことがない。きっと誰よりも純粋な人なんだろうな。)


雷斗は隼斗の目を見るなりそう考える。しかし、すぐに彼の隼斗に対する人物像は壊れるのだった。












アサガ「今回の件はご苦労だった。」


あの後雷斗はすぐに混沌島の警察とも呼べるストライクアウトが来て事情を説明し、カバンの中身をチェックするとそのリーダーであるアサガは雷斗に御礼を言う。ストライクアウトは元はと言えば学校の風紀委員から派生したもので風紀委員の中でも優秀な人が街の治安にも干渉が出来るストライクアウトという部隊に置かれる。また機会があれば説明しよう。今は風紀委員のエリート組だという風に考えておけばいいだろう。


アサガ「ひったくり犯を捕まえてくれたのはいいんだが人の物を漁るとは感心しないな。」


雷斗「あ、漁る?お、俺はそんな汚いことはしないぞ。」


アサガ「じゃあ君のポケットに入っている菓子の袋は何だ?」


雷斗「え?」


アサガに言われ雷斗は自分の上着のポケットを見る。其処にはさっきのひったくり犯から取り返したカバンの中に入っていた「チョコエッグ」という名のお菓子の袋がはみ出ていた。雷斗は周りを見るがさっきまで事情聴取の時にいた隼斗の姿が見当たらなかった。そして、雷斗は息を大きく吸い込みシャウトした。


「何であいつ人の菓子を勝手に漁ってんだああああああああああああああああァ!!!!!!!!」


次回は雷斗が隼斗の万屋に殴り込みしに行きます。そして、コンビ結成に繋がって行きます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ