第15話 必ず怖い話は1つだけでも持っておくべき
皆さんお久しぶりです。久しぶりに更新しましたが……。続きはあとがきにて。
「万屋って暇なときはとことん暇ですね。」
「まあ、依頼がねえからな。」
優の呟きに今週のガンガンを読みながらけだるそうに答える。
「へー、今週の「進撃の家畜」なかなかだな。」
「あ、「進撃の家畜」面白いですよね 。」
「お、お前顔のわりにケッコーグロいもん読むんだな。」
その後、隼斗と優は進撃の家畜について語り合っていた。雷斗達はと言うと………。
「ボールを相手のゴールにシュウウウウウウト!!!!」
「超エキサイティン!!!!」
雷斗、光、可奈子の3人はバトルドームをやっていた。かなりテンションが高くなってきているようだ。
「なあ、そういえば月収ってどれくらいなんだ?」
小説を片手に健斗は月収について聞く。
「てか君たち此処に居候するって話じゃなかったっけ?」
「そういえばそんな話だったな。じゃあ、小遣いはいくらだ?」
「君は居候させてもらってる万屋の主人に小遣いすがるの?随分ふてぶてしいねぇ。」
そう言うと隼斗はバズーカを健斗に向けるも雷斗のハリセンにより阻止される。
「だからこんなとこで撃つな!!万屋ぶっ壊れるだろ!!」
パアンと言う甲高い音が万屋に響く。そんなこち〇的な雰囲気の万屋に……。
ドゴオォォォォォォン………
重々しい爆発音が響く。雷斗たちは身構えるが隼斗はチッと舌打ちを立てていた。
「ここが万屋「ヒトリ」。やはりしょぼくれた所だな。」
玄関だった所には剣の先が丸みを帯びた大剣―バーサーカーを持ったリュウビが立っていた。
「誰だお前!!?」
雷斗はリュウビに叫ぶ。リュウビは胸ポケットからストライクアウトの象徴である槍を交差させた紋章を見せて言う。
「俺はストライクアウト総司令隊隊長補佐アサガだ。」
「アサガだと……。あのアサガか……!?」
「あのアサガって?」
健斗はアサガの名前を聞くと驚いていた。可奈子は知らないようで健斗に問う。
「アサガは別名「壊滅神」って呼ばれていて、魔剣「バーサーカー」の使い手だ。戦闘力だけならストライクアウトNo.1で軍団5個に匹敵する。アサガの暴れた後にはクライマーの無惨な姿だけが転がっていると言われてる。」
健斗がリュウビの説明を終えるとみんなが驚く中隼斗が前に出て聞く。
「またこんな派手な登場しやがって…。今日は何だ?あんたらが俺にケンカ売りに来るほど暇じゃないのは知っている。」
どうやら隼斗はリュウビに面識がありこの事態にも慣れているようだ。そしてリュウビの後ろから紫色の特徴的な髪型の男が出てきた。
「久しぶりだな、ハヤ。」
「…………何しにきた、リーヴァス。」
「まあ、そんな殺気立つなって。お前に用があるのは俺じゃねえ、レイザだ。」
リーヴァスがそう言うと後ろからレイザと残りが出てくる。
「 「残りじゃない!!!」」
こいつらも例外なく地の文にツッコんでくるんだな。
「君が飛鳥隼斗君だな、少し話がある。」
レイザの言葉に「何だ」と隼斗は短く聞く。
「君は最近ある都市伝説が流行っているのを知ってるかな?」
「ある都市伝説?」
「それって「幽ヶ山」のこと?」
優は都市伝説を知らず逆に聞いてしまい光は幽ヶ山のことと推測する。
「そう、幽ヶ山のことだ。」
レイザは光の言葉を肯定する。しかし、雷斗と優と可奈子と健斗はそのことを知らず頭に?が浮かんでいた。レイザは4人の為に衣乃と斬夜に幽ヶ山の説明を促した。
「幽ヶ山って言うのはここ混沌都市で死んだ人を供養する山のこと、此処までは知ってるよね?」
衣乃の説明に4人は頷く。次に斬夜が説明し出した。
「しかし、最近幽ヶ山で行方不明者が急増したんだ。これはふもとでもこの都心部でも「幽ヶ山の悪霊」として都市伝説になったんだ。こちらも何人か派遣したが行方不明になったんだ。」
「そこで俺たちに依頼ってか……?」
斬夜の話したことからストライクアウトが万屋に訪れた理由を健斗は考えた。
「話が早いな。どうだ、幽ヶ山の調査を依頼したいのだが……。」
「駄目だな。」
レイザが頼み終える前に隼斗が断りを入れる。
「何でだよ!!せっかくの依頼だぞ!!?」
雷斗が大声を張り上げるが隼斗はストップと手で指示をする。
「俺が駄目だって言ったのは依頼自体じゃねえ。お前らが俺らに仕事を丸投げしたことだ。」
「どういうことだ、説明しろ。」
「まず、行方不明者が出ている時点で俺らが解決出来るような些細なことじゃねえ。本来ならお前らの仕事だが手が空かなくて俺らに頼むのは分かった。だけど、その言い方だと調査を俺らに転嫁したような感じだ。そんな危険な調査を俺らに転嫁してうまくやったらお前らの存在は何だってことになるぞ?」
隼斗の言うことには一理ある。そもそも、万屋は依頼者との個人的な契約のもと依頼を解決するなんでも屋。ストライクアウトは混沌都市の治安を守る為に創られた集団。今回の件は治安を守ることに入る。隼斗は自分たちは治安を守る組織でないと言っているのだ。
「じゃあ、協力してくれって言えばいいのか?」
「それなら承諾しよう。」
隼斗は首を縦に振る。
「では、よろしくたのむぞ。こちらからはリーヴァスとアサガを向かわせる。」
「じゃあこっちは万屋全員で行くぜ。」
この依頼で知ることとなる。隆貴と隼斗が感じていた「異変」についても、世界が壊れる予兆があることも。
しばらく受験の為執筆を停止します。無事合格してたら来年の3月に更新すると思うのでそのときまた読んでくれたら嬉しいことこの上ないです。




