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第14話 世の中に上下関係なんてなかったらいいが現実はガチガチの年功序列

題名はあまり関係ありません。万屋は最初だけ登場。

「・・・で、なんでてめえらがここにいるんだよ?依頼は終わったはずだが・・・。」


隼斗はふてぶてしく座り見つめる先には高島兄弟と里山可奈子の姿があった。隼斗のその態度にも高島兄弟は目をくれずにモンハンをしていた。可奈子は光と談笑していた。しばらくして健斗が話し出す。


「俺たちは家はあるけど結構財政が厳しいんだ。だから、ここで雇ってもらえねえかな?」


「住めれば一番いいけどね。」


「それ頼む態度じゃないよね?なに、モンハンしながら雇ってくれっていくら何でもナメすぎでしょ?」


雇ってくれと頼んでくる高島兄弟だが隼斗はその態度にツッコむ。隼斗はまずモンハンを止めるように言う。高島兄弟は渋々モンハンを止める。


「そもそもそんな話どこから出てきた?」


「あ、私が提案した。」


「またお前か!」


隼斗が話の起原を聞くと光が手を上げて言う。隼斗は机をバンッと叩き勢いよく立ち上がる。


「私が一緒に万屋やらないって誘ったら・・・。」


「なんでそんな大事なことを独断でするんだよ!!?ここの主権者俺だよ!?」


光が健斗たちを誘ったことを話すと隼斗は自分を指差して主権が自分にあることを示す。ちょうどその時、雷斗が起きてきた。


「おはよう、今日からよろしくな。部屋は用意してもらったのか?」


「雷斗に至ってはこいつら住むこと前提かよ!!?なんで俺の知らないところで話を進める!!?」


雷斗は健斗たちが万屋に来ることを知っていて挨拶をする。隼斗は雷斗を指差して怒鳴る。しかし、それも効果がないのであった。


「今日からよろしくお願いします!」


「隼斗さん、力になるよう頑張ります!」


「隼斗、よろしくな。」


「・・・・・・・・・・もう・・・どうにでもなれ。」


可奈子と優は丁寧に頭を下げてお願いし、健斗はタメ口で頼んだ。隼斗はソファーに倒れ込んで呟く。そんな万屋の昼時の話。










所変わって、ここは混沌島警察特別部隊「ストライクアウト」の専用ビルである。ストライクアウトとは各学校中の風紀委員の中でもエリートを寄せ集めて作った特別部隊。中学生から高校生までの年代である。普通の警察もいるが無能力者ばかりではっきり言ってあてにならない。というわけでこの特別部隊が結成され優秀な能力者の集まり。


「あ〜、かったるかった。あれくらいなら俺じゃなくてもよかったろ。」


専用ビルをだらけて歩いているこの人物はストライクアウト総司令隊副隊長リーヴァス・フレイル。いわばエリート部隊ストライクアウトのNo.2である。


「リーヴァス〜、ポストにラブレター来てたよ。どうする?」


「なんで俺のポスト勝手に見てんだ?まあいい、燃やしとけ。」


ラブレターらしき手紙を持ってきた女性はストライクアウト第3部隊隊長滝谷衣乃。ストライクアウトの部隊についてはまた今度説明しよう。まあ、第3部隊を一言で説明すると穏やかな人の集まり。


「リーヴァス、なんか街でクライマーたちが乱闘起こしてるから鎮圧して来てくれる?」


「それをするのは第2部隊のお前らの仕事だろ?」


乱闘の鎮圧を頼みに来た男性は雨月斬夜。ストライクアウトの中でも荒くれ者が集まる第2部隊を治める隊長。


「でも、リーヴァスはストライクアウトの中であの例外を抜いたら戦闘だけNo.1じゃん。」


「そんな強くもねえよ。」

斬夜はリーヴァスを持ち上げるようなことを言うがリーヴァスはそれを否定する。しかし、純粋な戦闘力で言ったらNo.1と言っても過言ではない実力を持っている。まあ、例外除いてだが・・・。


「おう、リュウビ。今帰ったぜ。」


「任務ご苦労だったな。総隊長がお呼びだ。」


リュウビと呼ばれる男性はストライクアウト総司令隊隊長補佐という役職。権力こそないものの総隊長が不在の時にストライクアウトの全体指揮が出来る。ちなみにフルネームは安佐牙龍備と言い、みんなからはアサガと呼ばれているがリーヴァスのように親しい者からはリュウビと呼ばれる。


「ったく、少しは休ませてくれよ。」


リーヴァスはそう愚痴りつつも総司令室に向かう。衣乃と斬夜は自室に戻ろうと来た道を引き返すが・・・。


「お前たちも総隊長がお呼びだ。」


「え、私たちも?」


「それもっと早く言ってよ。」


リュウビが2人を引き止めて言う。2人はリーヴァスを追っかけるように走って行った。リュウビはその後を歩いて行った。4人は総司令室に着くとリュウビがドアをノックする。


「入れ。」


総隊長のこと岸神レイザは4人に告げる。リュウビはドアを開けて総司令室に入る。それに続いて3人も総司令室に入っていく。


「総隊長、つれてきました。」


「その呼び方は止めてくれ。レイザで十分だ。」


「で、用事ってなんだ?」


リーヴァスがドデカい椅子に座っているレイザに聞く。レイザは咳払いをして話し出した。


「リーヴァス、衣乃、斬夜、リュウビ。私についてきてほしいところがある。」


「ついてきてほしいところ?」


「どこだそりゃ?」


レイザが話すと衣乃と斬夜がレイザに聞く。レイザはこの街の地図を出して説明する。


「万屋を知っているか?」


「最近我らストライクアウトの真似事をし出した愚劣な連中ですね。」


「言い過ぎだ。言葉に気をつけろ。」


レイザは4人に万屋を知っているかと聞く。リュウビは万屋を酷評して言う。レイザはリュウビの言い方を注意する。リュウビは静かに頭を下げる。


「でも、リュウビの言うことはまんざら間違いでもないだろ。万屋とは何度も衝突してるから。」


「やってることが似てるからね。」


斬夜と衣乃はリュウビをフォローするように言う。リーヴァスは頭をポリポリ掻いて質問してくる。


「噂には聞いてるけど、本当の話だったのか。」


「お前は任務でしょっちゅういないからな。」


リーヴァスは万屋との衝突について全く知らなかった。それについてリュウビがその理由をつけ加える。


「でも、風の噂で万屋を営んでいるのはどんな奴かは聞いたことがある。多分俺の知り合いだ。」


「ほう、それは興味深い。悪魔戦争の「焔神」と呼ばれてた時の知り合いかな。」


「まあ、そんなとこだな。」


リーヴァスの発言に興味を持ったレイザはそう話す。リーヴァスはそれを肯定する。何も知らなかった衣乃と斬夜は驚きを隠せなかった。


「リーヴァスそんなに凄いの!?悪魔戦争って最近で一番有名な戦争だよ!?」


「どうりで強いはずだ。あの悪魔戦争の「五神」の1人ならよ。」


衣乃は感嘆の声を上げて斬夜は納得した様子であった。ちなみにリュウビはそのことを知っていた。


「では、万屋を営んでいるのは「五神」の1人なのか?」


「いや、悪魔戦争は5人で終わらせたと言われているがもう1人いたんだよ無能力者で。多分そいつだ。」


リュウビの質問にリーヴァスはそう答える。4人はその事実に驚く。


「6人目がいた!?しかも無能力者!?」


「悪魔相手にどうやって!?」


「無能力者が悪魔相手に戦えるのか!?」


「なるほど、知られざる6人目か。」


3人は6人目がいた事実とそいつが無能力者という事実に驚きを隠せなかった。いつも冷静なリュウビでさえ驚いていた。その3人とは対照的にレイザは6人目にさらに興味を持ったようだ。


「話は終わりだ、行くぞ。」


「へいへーい。」


「「はい!」」


「了解。」


レイザがそう言うとリーヴァスは適当な返事をする。衣乃と斬夜ははい!とリュウビは了解と遅れて返事をした。


☆ちょこっと用語解説コーナー☆




・ストライクアウト


公式では混沌島警察特別部隊となっているが普通の警察が力がない今事実上の警察。各中、高校の風紀委員のエリートを寄せ集めた部隊。ストライクアウト全員が能力者である。あらゆる事件の干渉、武力行使が許されている。



・総司令隊(第1部隊)


ストライクアウト全体の指揮にあたる部隊。第2~4部隊を指示する権利があるが自らが現場に赴き任務をこなすこともある。



・第2部隊


主に暴徒化した民間人、クライマーへの制裁または逮捕を担当する部隊。そのため戦闘狂や荒くれ者が多い。基本的この部隊隊長の指示で動く。



・第3部隊


テロ時の民間人の安全確保、火事のときの避難経路の誘導などの民間人の安全を守るための部隊。穏やかな人が多く基本的隊長の指示で動く。



・第4部隊


事件の後始末、ストライクアウト専用ビルの警備など雑務を扱う部隊。新人が多く総隊長補佐の指示で動くことが多い。



・五神


悪魔戦争の英雄の5人のこと。「鬼神」、「焔神」の他に3人がいる。



・秘密の6人目


隼斗のもう一つの異名。表には出ず裏で悪魔を倒してたため、一般的には知られていないが五神たちは彼に一目置いている。




次回はストライクアウトと万屋が接触します。

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