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第二十話 泥沼


先頭を駆ける重装騎兵…

その後方を並進する弓騎兵…

完璧な蹂躙の陣形…


その全てが、平原の中央に入りきったその瞬間だった。


ピッ。


先頭の騎兵が地面に、警告の赤い光を感知する。

騎兵たちは移動妨害魔法である『泥沼』を探知していた。


「ハッ! 教科書とは違うんだよ教科書とは!」


騎兵たちは嘲笑を浮かべながら、その場所を華麗な馬術と『エアステップ』で飛び越えていく… 泥沼化魔法など、対策ができれば全く脅威ではない… 敗者のみっともない「悪あがき」に過ぎないのだ。


しかし、その赤い点は、次第に数が増えていった…



「なんだ…!」

「おい! 足元が…!」


赤い。

赤い、赤い、赤い。

全てが赤い…


気づいた時には、もう遅かった。

彼らが走っているこの平原すべてが赤い光で埋め尽くされていた。


もはや「回避する場所」など、どこにも存在しなかった。



「逃げ場が…」

「ない…」



陣の中のルーナが静かに、その拳をそっと握りしめた。


「沈みなさい!!!」


ゴボォッ!!!!


平原そのものが騎馬の軍勢を一瞬で飲み込んだ。



ルーナは、この《《平原全体》》を泥沼に変えたのだった。

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