表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

古風なキャンプ<Old-Fashioned Camping>

相田に連れられ、近くのキャンプに来た愛乃と美咲。

「着きましたよ。」

相田が大きな扉を開きながら言う。

相田が開けている扉は錆びていて、ギィギィと音を立てながら空いていく。

扉が空ききると、愛乃たちは中の様子を見て驚きを隠せなかった。

「わぁ。すごく綺麗。」

中はこちらの世界でいう昭和のような街並みで、ものすごく《《綺麗》》な状態だった。

「...よくこんなきれいな状態を保てていますね。」

美咲は疑問に思った。

相田はそれに対し

「ここのキャンプは防衛機能が特徴ですから。」

相田はそう答えた。

確かにこのキャンプを囲っている壁には投石器カタパルトや大砲、対物ライフル、戦車が控えていた。

ほかのキャンプにはせいぜい投石器と大砲しかない。

「なぜ近代兵器をお持ちなのですか?」

美咲が尋ねる。

それに対して相田は周りを気にしながら耳打ちするように答えた。

「あまり大声では言えないのですが、このキャンプには軍人の方が多くいまして、更に近くに軍事基地があるのです。」

「なるほど道理で...」

先ほどから美咲だけが話しているが、愛乃はすでにキャンプの中を見て回っていた。

「ねーねー!美咲ー!早く来なよー!」

すでに一周回ってきたのだろう愛乃に催促される。

「はぁ、まったく。落ち着きがないのだから。」

「ふふっ。まぁこんな綺麗に街並みが残っているキャンプは少ないですからね。」

「それでは相田さん。またどこかでお会いしましょう。道案内ありがとうございました。」

美咲は相田に礼を言い、愛乃の元に駆けていく。

「ええ。またどこかで。」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ