プロローグ
はい、お久しぶりです。アリスです
また性懲りもなく新作ですよ、
既存作品の催促だけはしないでくださいね……?
では、いつも通りのおかしな日常をご覧ください
(あれ、ここはどこだろう……)
私は、真っ白な空間の中に立っていた。いや、浮いていたという表現の方が正しいのかもしれない。
なぜなら、私には既に実体と呼べる身体がなく霊魂だけの状態だったのだ。
すると、目の前に見た目が中学生くらいの少女が現れた。サラサラとしたロングの銀髪に空のような淡い青色の目……見ているだけで吸い込まれそうだった。
『私は、女神ローリス。さて、如月楼奈さん、あなたは不幸なことに死んでしまいました』
どこか、悲しむような調子で目の前の少女は告げてくる。
(あぁ、そっか私死んじゃったのか)
その瞬間、私の頭の中に記憶が流れ込んでくる。べろべろに酔っ払った父の姿。イライラしているのか、怒鳴り散らしながら酒瓶を持って振り回している。それが止めに入った私の頭に当たり……
『あなたは、来世でどんな人生を望みますか?できる限りの要望は叶えますよ』
(そうだな……どんな人生っていわれても……)
ふと、私の頭にひとつの単語が浮かび上がってくる。私は、無意識のうちにその単語を発していた。
「……異世界に行きたい。異世界でのんびり気ままな暮らしがしたい」
『分かりました、あなたの来世は異世界で不老不死のスローライフを送れるようにしましょう』
そう言うと、私の下に魔法陣のようなものが浮かび上がった。
『それでは、行ってらっしゃい。またあとで会いましょう』
「え?それってどういう……」
私の言葉が少女に届く前に、私の意識は再び白い世界に溶けていった。
まぁ、ぶっちゃけると続くかどうかわかんないですね
気分が乗れば……なんとやら