表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
74/79

オカズ

お久しぶりです…!


今回は下ネタ寄りですので、お読みの際はお気を付けください…(_ _)←


↓今回は登場人物が多いので。フルネームです。

舛田(ますだ)秋乃(あきの)

平井(ひらい)(しょう)

田端(たばた)香月(かづき)

湯川(ゆかわ)(せい)

野嶋(のじま)(さく)

 放課後、教室に居座っていた秋乃(あきの)香月(かづき)(しょう)(せい)、それに(さく)は各々好きなように過ごしていた。

 秋乃はラノベを読み、章はスマホを弄り、犀と朔は出された課題をやっつけている。

 ただ一人、香月だけは腕を組んで難しい顔をしていた。


「……うーん」

「どうした?」


 唸った香月に章が声を掛ける。

 香月は真面目な顔で答えた。


「今夜のオカズ考えてた」

「……馬鹿か?」

「何でだよ、章だって抜くくせに」

「そりゃ抜くけど、今する話じゃないだろ」

「いいじゃん、女子いないんだし、この際だから皆のオカズ事情把握しようぜ」


 と香月がなぜか楽しげに笑う。

 章はあからさまに眉間に皺を寄せた。


「いやいらねえわ、一人でやってろ」

「ええ? 何で、絶対楽しいぜ?! てか、湯川(ゆかわ)のオカズめっちゃ気にならね……?」

「それは……気になるな……」


 と章と香月は犀を見る。

 犀は二人の視線に気付いたのか、顔を二人に向けた。


「……何だ? 僕に何か用か?」


 そう言って眼鏡を押し上げる犀に、香月はすすす……と近付くと、こそっと耳打ちする。


「湯川の……、今夜のオカズ何?」

「オカズ? ……唐揚げだったか、確か。母さんが今朝言ってたな」

「いや、晩ご飯じゃなくて!」


 と香月がツッコむ。

 犀は少し考えてから、あ、と納得したのか章の様に眉間に皺を寄せた。


「……なぜそれを教えなきゃいけないんだ」

「なんだ、湯川意味わかるんじゃん、ほんとに知らないのかと思った」

「それくらい、男子なら何となくわかるだろ」

「だよなだよな? じゃあ、野嶋(のじま)は?」

「えっ」


 不意に飛び火して、朔は困ったように笑う。


「俺はいいでしょ、知りたくないでしょ」

「いやいや、何となくわかってるけど訊いておかないと、やっぱり──」


 と香月はうんうんと頷く。

 それから「やっぱ言い出しっぺが言わないとあれか」と、訊かれていないのに香月は口を開いた。


「オレは、ナースとか、女警官も好きかな~、人妻系も捨てがたい」

「聞きたくねー」


 と章は呆れた顔をする。

 犀と朔も呆れた顔を香月に向けた。


「何だよ皆して、お前らだって見るくせに! 皆好きだろ?! ナースのお姉さんが『ちゅ、注射してください……』って恥じらいながらスカートをゆっくり上に……。めっちゃ興奮する」

「それは……、わかる……」

「……わかる」


 と章と犀がすっと顔を背けて呟く。


「だろー?! 野嶋は?!」

「えー……、俺は、鞭打ちとか……やっぱりそういうのが、イイよね……!!」


 と朔は心なしか目をキラキラさせて言った。


「罵詈雑言を浴びせられるやつとかさ、めっちゃ興奮するよ!!」

「「「お前だけな」」」


 三人にツッコまれ、朔は「何でよ」と驚く。


「まあ、朔はそれが通常運転だからな──僕はやっぱり、いたぶられるのを見ると興奮するな。それに屈さず睨み付けてくるやつとか、ゾクゾクするよな。もっと痛めつけて……」

「はいはい、湯川も通常運転でした、結構です! オレは痛いのNGなんで!!」


 と香月はやめやめと手で払った。

 そして全く話に入ってこない秋乃に、香月は話を振る。


「なー、秋乃は? 抜くときのオカズ何?」

「ん? おれ……? おれそもそも抜かないから……」

「そうなのか──」


 と章は少し驚いた。

 秋乃のことだから、レデンツとかでしているものだと思っていた。

 それから秋乃は、だってさと続ける。


「抜く必要そんななくない? てか好きなキャラ見てるだけで幸せだし、レデンツが楽しそうに、幸せに過ごしてればおれは満足だから──レデンツ最高、存在が尊い……」


 と手を合わせて目をそっと閉じた。

 秋乃以外の四人は「いや、わからん……」と秋乃を見る。

 秋乃はそれからそっと目を開けると、四人を見て言った。


「……てか何で抜くの? そんなムラムラしたりしてるの? 欲求不満?」

「「「「…………」」」」


想定外の言葉の矢が、四人の心に突き刺さり、四人は返す言葉が見つけられない。


「え? もしかして皆毎日が発情期なの?」

「おい……やめろよ……そんな言わなくてもいいじゃん……」


 と香月はしゅんとする。


「そうだよ……何でそんなこと言うんだよ……」


 と章も若干ダメージを食らいつつ呟く。


「ズバッと言い過ぎじゃないか……?」


 と珍しく攻撃を食らった犀も「う……」と胸辺りを押さえる。


「そんな舛田(ますだ)……結構良い……」


 と一人何故か嬉しそうに頬を赤らめる朔。

 秋乃は少し首を傾げてから、ラノベに集中し始める。

 何の気なしに秋乃に話題を振って、返ってきた言葉に傷ついた四人(朔を除く)は、何故こんなくだらない話で傷付かなければならないのだろうか……と少しモヤモヤするのだった──




秋乃「でもおっぱいは好き」

章「そこな」

香月「尻も良いよな!」

犀「……太ももとか」

朔「うーん、足(で踏まれるの)かな──!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ