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簡易チュートリアル

「それじゃあ、最初にEDOのシステムを説明するぜ」

「ああ、頼む」


 ○EDOは時間圧縮機能が備わっており、リアルとゲーム内の時間は1:24となっており、リアルの一時間がゲームでの一日、つまりは24時間になっている。プレイヤーの最長連続ログイン時間は八時間、一日のログイン時間も八時間までと決められており、それを過ぎると強制ログアウトする。


 ○EDOはNPCのAIに特に力を入れていて、実際に話すと違和感なく話すことができる。


 ○プレイヤーLv・職業ジョブLv・アビリティLv・スキルLvの四つのLvレベルが存在する。


 ○戦闘だけではなくありとあらゆることにプレイヤースキルが関係してくる。


 ○プレイヤーLvが20を超えると各人に一人高性能AIを搭載したサポートキャラクターが贈られる。このサポートキャラクターはプレイヤーと同様に成長させることができるため、プレイヤーは自由にサポートキャラクターを作ることができる。


 ○アビリティやスキルはある程度成長すると統合や進化が起こる。統合や進化はプレイヤーの数だけありまさに無限大。


 ○EDOの世界は全十二階層からできており、プレイヤーは第十二階層からスタートし、第一階層を目指す。ただし、一階層ずつに大ボスが存在し、その大ボスを倒さなければ次の階層へはいけない。


「まあ、最初はこんなものかな?」


 真紅は簡単な説明を終えて、一息ついた。


「なあ、十二階層ってすぐに終わりそうじゃないか?」


 俺は説目を聞いて疑問に思いったことを真紅に聞いた。


「それがな、一階層一階層が恐ろしく広大で、大ボスを探すのにも手間取るんだ。しかも、その大ボスが恐ろしく強くて、βの時も十一階層へと行くのがやっとだったんだ」

「へぇー、そんなに強いんだ」

「ああ、五回はレイドが全滅したんだ」

「げ、マジかよ」

「まあ、その時は早くに大ボスを見つけて、挑んだから簡単にレベル不足だったって話だが。それでも、アビリティやプレイヤースキルが伴ってなかったら倒せなかったって話しだ」

「なるほど、それでプレイヤースキルやアビリティ選択が重要になってくるのか」

「ああ、しかも、それがまた大変なんだ」

「ん? どういうことだ?」

「まだ、話してなかったが、EDOは全部で十五個のアビリティをセットできるんが、最初に選べるスキルは十個で、その選べるアビリティ数が初期キャラ設定の時点で3000以上あるんだ。しかも、スキルはアビリティの選択で自動発生だから、適当に選ぶとスキルが出なかったりするわけなんだ」

「3000以上もアビリティがあるのか……」

「ああ、しかも、どのアビリティがどのスキルの発生条件下が全然わかってないんだぜ。βの時の検証サイトチームも全然解析進んでなかったみたいだし」

「そんなんで、キャラ設定終わるのか?」

「その辺は大丈夫だ。条件検索で関連アビリティをソートできたりするから、自分のスタイルを把握していればいいだけの話だ。それに、ゲーム開始後に変更もできるからな」


 ソートとかできるなら安心して設定できる。


「確か、アビリティは十五個って言っていたよな? 後の五個はどうするんだ?」

「ああ、そこはランダムに選ばれるんだ。ついでに言うと、容姿も【アイディール・ドリーム】のプレイヤーの現実写真データをもとにランダムで設定される」

「げ、容姿までランダムって」


 俺の容姿が変なのにならなければいいけど。


「ゲーム開始は明々後日の十三時からだけど、アビリティ設定だけは明日の正午からできるからじっくり考えるといいぞ。あ、それと後のことはゲーム内で教えるぞ」

「じゃあ、そうしようかな。ちなみにみんなはどんなどんなスタイルにしたんだ?」


 とりあえず、みんなのスタイルを聞いておこう。


「俺は大盾を持った重装備で固めているぜ、あ、ちなみに、βから引き継げるのは所持金だけだ」

「桜姉は?」


 俺の横でうっとりと俺の腕を抱いていた桜姉に聞いてみた。


「あたし? あたしはねー、高火力で後方からの攻撃魔法を主にしたスタイルだよ」

「美瑠陽と美柴瑠は?」

「私は、大剣を使ったパワータイプ」


 美瑠陽に合わずガンガン行くんですか。


「あたしはねー、回復支援型だよ~」


 美柴瑠も正確に合わない選択をしていた。

 みんなと冒険するなら、切り込み隊長的なポジションが良いかな。


「じゃあ、唯月。俺たちはもう帰るな」

「ああ、わかった」


 真紅が帰ると言い出したので時計を見ると、もう五時半を過ぎていた。まあ、いろいろやっていたからな。


「ほら、姉貴帰るぞ」

「え~。 あたし、まだ唯月ちゃんと一緒にいたい~」

「く、で、でも、これ以上いると、唯月たちに迷惑になるだろ?」

「ん~? それもそうね、じゃあ、あたしも帰るね」


 二人はさっさと帰ってしまった。桜姉はだだをこねたようにも、物分りがよくも見える態度だった。


「兄さん、ご飯の準備を始める」

「ん、わかった。じゃあ、手伝うよ」

「あたしも~!」


 こうして、今日は過ぎていった。


なんか、短いです。それに内容もちょっと変になりました。

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