若いんだからいいじゃない
完全に忘れてた………。
焦って書いたから短いし……。
第8話です。
さて、あのストーカーとの出会いから3日がたった。
あの日以降、ストーカーとは何とか会わずにいる。
だが、油断は禁物だ!いつ、また接触してくるかわからないからな。強くあれ、圭!
「……圭?」
「なんだ、太一?俺に死角はないぞ?」
「う、うん。それはそうと、さっきから呼ばれてるよ」
「ちょっと!無視しないでよ!」
あ、本当だ~。ごめんね葵ちゃん。
「なんぞ用かね?」
「用があるから、呼んだんじゃない!」
だよね~。
「圭って、水瀬さんと知り合いだったの?」
「あぁ、葵のやつ、俺にべた惚れでさ」
「え!?ほ、本当?」
「嘘に決まってるでしょ!」
太一は素直だなぁ。
「まぁ、冗談はさておき、用があったんじゃないのか?」
「あ、そうだった……ってアンタのせいで話が逸れたんじゃない!」
「落ち着けよ、な?」
「~~~~!!も、もういい!」
「あ~、行っちゃったよ。………いいの?」
「それ、僕の台詞だよね?」
うん。
あ!っというまに放課後です。
結局、葵は何がしたかったんだ?
あれれ~?とか言ってヒントくれる人はおらんのか?
「圭!」
「うぉ!?」
近いよ、葵ちゃん。てか前もそうだったけど、俺をビックリさせるためにやってるんじゃないよね?
「行くわよ」
……何か約束してたっけ?
「えっと、何処へ?」
「そうね……なるべく落ち着いた場所の方がいいわね」
あらヤダ!大胆!凄く大胆!
「ちょ、そういうのは、まだ早くない?いや、葵がいいんなら……まぁ、ねぇ?」
「よくわかんないけど、とりあえず行くわよ」
え!?制服のままだとマズくない?いや、まぁ、有りか無しかで言ったら、有りだけども!
「……着替えなくていいの?」
ちゃんと聞いとかなきゃ。それが紳士!
「は?別にいいでしょ。めんどくさいし」
…………まさか?
「暴走?」
「は?」
じゃなかった。
「もしかして、外で?」
「う~ん、公園とかでもいいんだけど、まだ、ちょっと冷えるから……こないだの喫茶店にしましょ」
うきょおぉぉぉおぉぉ!?
な、何プレイ!?喫茶店プレイ!?
「皐月の事も話しやすいしね」
…………いや、勿論気付いてたよ?うん。皐月の事に決まってんじゃん。つーか葵のヤツがそういう風に勘違いしてんじゃね?って思ってただけだし。
「?早く行くわよ」
「か、勘違いしないでよね!」
とりあえず、あれだな。男のツンデレはキモい。
……………
…………
………
「コーヒーとナポリタン」
「私は紅茶で」
むふぅ。相変わらず雰囲気のいい喫茶店だな。
「私もケーキ頼もうかな……」
頼め頼め。そうやってBMI値を上げればいいさ。
読んでばっかだった……。
第8話でした。