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謎は謎のままで

もう何が何やら……。




第7話です。

まぁ、あれだ。放心状態の内に流れに身を任せてたら、来ちゃったわけだけど……。


夕飯を頂いたりもしちゃったわけだけど。


いまだに、状況がよくわかってない……。


「あの、ちょっと聞きたいんだけど」


わからなければ聞けばいいんです。はい。


「はい?」


「俺との接点は?」


「私が一方的に知ってるだけで、特にないです」



「だとしたら、アンタのやってる事は、まぁ、普通じゃないわな」


まぁ、人の事は言えないけどね。



こんな状況で、夕飯ご馳走になって、その後も、帰らないでまったりしちゃってるし。


「そうですね」




自覚はあったんだな。……余計にタチ悪いじゃん。


それでも、理由は聞かないとな。そのために舞ちゃんが寝るまで、待ってたわけだし。



「俺の事を見てたって、どういうことだ?」


「圭さんを初めて見たのは一ヶ月前です」


丁度、引越してきた頃だな。


「初めて見た時に、すぐ気付きました。」



「…………」


あぁ……悪い予感しかしない。聞かないで帰ればよかったかな?



「私も【そう】だから」



すぐに帰ればよかった。いや、泣いてる女の子なんて無視すればよかった。



「貴方が、普通じゃないって、そう思ったんです。」



「……はは、俺は普通だよ。平凡な高校生だ。何も変わった所なんてない」


普通の人は、自分の事を、普通だと主張するのかな?



「フフ……。そのまま進もうとしても、いつか、必ず、追いつかれますよ?」




そんな事は、逃げると決めた時からわかってた事だ。


大丈夫。今まで上手く出来てたんだから、これからだって………。



「なんだか、よくわかんねぇけど……」



嘘。



「そろそろ帰るわ」


「そうですか。またいつでも来て下さいね」



「お断りだ」



あ、そうだ。


「夕飯、ごちそうさん」



最後に、礼を言って玄関を出る。



腕時計を見ると、時刻は、21時42分。家に連絡してないけど、問題ないだろ。てか、する必要ないしな。



夕飯食ったし、今日は風呂入ってさっさと寝んべ。


22時1分。さっき出てきたマンションに着いた。


さて、困った事に、さっきの、里山親子の部屋の二つ隣が俺の家だ。


なんか、すぐ部屋入るの怖かったから、適当に時間潰してきたけど………なんで自分の家帰るのにビビんなきゃいけないんだよ!チキショウ!




堂々と帰ればいいじゃないか!何をためらうことがある!


エレベーターの7のボタンを押して我が家へ!



「ご主人様のお帰りだ~い!」


酔っ払いかよ………。



玄関に奴が!…………という事はなく、無事に帰宅。


「はぁ」


ようやく、長い1日が終わったか……。

やっぱり書きながら考えるのは無理があるのか。




第7話でした。

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