休日の親バカは元気
やっぱり書き方変わったような…。
前と今、どっちの方がいいんですかね。
喫茶店はそこそこ人がいたけど、満席じゃなかったから良かった。
俺はオムライスとアイスコーヒーを、葵はサンドイッチ…いや、サンドウィッチ?まぁ違いはわからないけど、それとホットコーヒーを頼んだ。
「ふぅ…オムライスだった」
「オムライス食べたんだから当たり前じゃない」
はい。
「で、この後どうすんの?帰る?」
「圭は?」
俺は…特に予定もないし適当にぶらつくかな。
「略して、てぶら」
「……なに言ってんの?」
普通に指摘されるとなんか恥ずかしい!
「今のは忘れてくれ。この後は、何も予定がないから適当に過ごすよ」
「ふ~ん」
「葵は?」
「私も同じ」
予想通りだな。やっぱり寂しいやつめ。
「じゃあ、葵の家に行こうか」
葵は俺の家知ってるしな。予定ないんだったら今度は葵の家に行ってみよう。
行ったところで何もする事ないけど、暇つぶしにはなるだろ。
「……え?」
何でそんなに驚くんだ。
「いや、やる事ないし」
「意味がわからないわよ!やる事ないとうちに来るの!?」
ズズズーッ
「コーヒー飲んでなないで質問に答えなさいよ!あと、もう空じゃない!」
コーヒー飲むとタバコ吸いたくなるよね。まして、タバコがポケットにあるような状況だと尚更。
今は吸ってないから、多分ちょっと前のやつだな。この上着久しぶりに着たからなぁ…ポケットに入れっぱなしだったんだろうな。
あれ?……って事は洗濯してなかったのかな。うわ~、臭くないかな。
「葵、ちょっと匂い嗅いでみて」
自分じゃわからないから、葵に嗅いでもらおう。
「え?………ん~…別に変な匂いはしないわよ?って何なのよこれ!」
良かった良かった。着ようと思ったけど、着なかった服なのかもなぁ。
タバコの方はどうだろ。たしか賞味期限みたいなのがあった気がするけど……どこにも書いてないな。外国製だからか?
まぁ、いいや。久しぶりに吸うかな。
あ!火がない!
「ちょっと!話聞いてるの?」
「あ、すいませ~ん。…マッチあります?」
従業員のお姉さんに聞いてみた。昔の喫茶店なら当たり前のようにあったらしいけど、今はどうかなぁ。
「はい、ございます。少々お待ち下さい」
あるみたいだな。いや、そんなに吸いたくないけどね。勿体ないから吸うのであって、また吸い始めるわけじゃないからね!
「…話を、聞けーーー!!」
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
いや~、久しぶりにタバコ吸うと、何だかクラッとするね。
「あんた、タバコ吸うんだ…」
落ち着いたか。落ち着いてくれたか。
まったく、あんな大声出して。周りから注目されちゃったじゃないか。恥ずかしい。
「いや、ちょっと前まで吸ってたけど今は吸ってないよ。たまたまポケットにあったから」
「どうでもいいけどね」
なら聞くんじゃねえよバーカ!
「何よ?」
「何でもないよ」
思うだけで言えないのが僕らしいね!
「でも、そうやってタバコ吸う所見ると、やっぱりあんた年上なのね」
それはどうかな。高校生でも吸ってる奴はいるんじゃないかな。
なんせ俺がそうだったし。
「それで、お前の家ってここから遠いの?」
「ん~、15分くらいかなぁ。って、本当に来る気なのね」
そんなに遠くもないな。
「まぁ、どうしても嫌だって言うなら、無理強いはしないけど」
紳士たれ!圭!
「嫌ってわけじゃないけど…ちょっと急だったから。部屋も片付いてないし。それに、襲われるかもしれないし…」
……。
「ゴミ屋敷でもない限り、そんなに気にしないから大丈夫だ」
「襲われるかもしれないし…」
「さて、じゃあ行こうか!」
「おそ……え!?」
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
「ここ」
「す」
ハンバーグが美味しいです。
「ここ!」
あ、着いたのか。
…なに……3階建てだと!?生意気な!
「…何人家族?」
「両親と私の3人家族。あ、あと猫がいるわね」
そうか…にゃんこがいるのか。いや、それはそうと3人家族で3階建てってどうなのよ。
1人1部屋ならぬ1人1階かこんにゃろう。…まぁ、それはないな。
「金持ちなのか?そうなのか?」
「知らないわよ!」
そうか。案外親が仕事で何してるのかってのはわからないもんだしな。
「ほら、入るわよ」
「うわ、監視カメラある!ピースした方がいいかな!?」
玄関に監視カメラとかすげぇな!
「あぁ、それダミーよ」
ちくしょう!思いっきりピースしちゃったじゃないか!
「……恥ずかしい」
「いいから、入りなさいよ!」
「わかったよ。お邪魔します」
「ただいま~」
なんだかいい匂いがするよ。玄関のくせに。
「やっほぉおぉぉう!お帰り愛娘!」
何だこのテンションの高いおっさんは。どっかで見たことあるような気がするけど、気のせいだろうな。こんな気持ち悪いおっさん知らん。
「た、ただいま」
「お前を狙う卑しい男共に何かされなかったかい?本当なら僕もついて行きたかったんだけど、どうしても僕がいなきゃならない仕事があってね。でも、心配で心配で結局部下に任せて帰って来てしまったよ!はは!さぁ、愛娘!いつものようにお帰りのチューをしておくれ!」
……帰ろうかな。
読んで頂いてありがとうございました。
前書きにも書きましたが、何だか書き方が変わったような気がします。