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なんだかんだボディーランゲージでなんとかなる

犬より猫派!


さて、第2話です。

「ちょっと待ってろ」


茜先生の言葉を信じて、待つこと20分。


いつ呼ばれるのかと、教室から聞こえる声に集中していたら……。


「これ、授業始まってね?」


えぇ!?そりゃ確かにさっきチャイムなったけど!?


……もしかして、忘れてる?


はは、まさかね。


…………………………あ、泣きそう。


「う~ん、とりあえず移動するか」


って言ってもどこに何があるか全然わからないんだけどね。


「どっか時間潰せるとこないかな~」


適当に歩いてたら、下駄箱に戻ってきちゃった。テヘ♪


「む!?」

可愛く反省してたら何者かの熱い視線を感じた。


…………ファンか?


いや待て!俺は今日転校してきたばかりだぞ?


まだ早い!ファンができるのはまだ早い!!


………………フッ、わかってますよ。どんなに待ってもファンなんてできないってことは。

っと、悲しみにくれてる場合じゃないな、この熱視線の正体を暴かねば!



トントン


肩たたかれたました。


「んぁ?」


プニ


振り向いたら、人差し指でプニって…………何これ?



グリグリ


グリグリグリ


「って!ちょ、いた!痛い!!」


何!?頬に穴あける気!?



「やめい!!」


思いきり振り払って、やっと止まったよ……。


てか誰だコンニャロウ!!


「…………何?」


えぇ!?何で怒ってるの!?


てか、こえぇよ!怒るんならもっと怒りを表に出して、激しく怒ってよ!


……………


…………


……


「って俺はMじゃねぇんだよ!」


「何言ってるの?」

「……………………プリプリ?」


「意味わかんないし、古いと思う」


だよね。自分でも意味わかんないし。


「心太!」


「?」


あっ、間違えた!


「ところで!」


ズビシィ!!っと指をさす。


「人を指さしちゃダメだよ」


ごもっとも。全くこの指は!めっ!


「スマン、ちゃんと叱っといたから許してくれ」


「ん、なら許す」


許してもらえたところで…………


「俺に何か用か?」


「君も遅刻?」


「いや、なんつーか……何だろね?」


「…………ね」


首を傾げて、ねって………………か、可愛いじゃねぇか。


てか外人さん?


髪は金髪のロングだし、目は……青くないけどこの、ボン、キュ、ボンな感じは外人さんっぽいな。


ん?でも日本語ペラペラだしな。


「……アーハン?」


「?」


「HAHAHA!OH!クレイジー!」


「??」


あれ?


「…………オゥ、グレイシー」


「???」


ヒクソンさんじゃないか。


「あぁ、私日本人」


「……オゥ、シット」


「フフッ面白いね。名前、教えて?」


なんか、ウケてる?


…………計算通り!(ウソ)



「塩崎 圭 気軽に透と呼んでくれ」


「古賀 皐月〈さつき〉、皐月でいいよ、圭」


スルーですか……。


「ま、まぁ、よろしくな!」


「ん、私2-B」


「お、クラス一緒だな!」


「え?」


あぁ、そうか。


「今日ここに転入してきたばっかなんだ」


「…そうなんだ」


「で、皐月が俺の友達1号だ!」


「……友達?」


え!?友達じゃないの?


お前とは友達になりたくないってか!?


「……友達、なってくれるの?」


あれ?何か違うみたい。


「あぁ、それも1人目だ!光栄に思え!」


何言ってるの俺!?何様!?何様だよ俺!?


でもね、なんかね、皐月の遠慮がちな態度に俺のS心が刺激されちゃうんだもん!


「うん。光栄に、思う」


いいんだよ!?思わなくて!


それともあれか?俺なんかと友達になって喜ぶ位だから……友達いないとか?


まさかね!こんな、守ってあげたいオーラ全開なのに、それはないか!


「そろそろ授業終わるから、行こ」


そう言って俺に笑いかける皐月。


「あぁ」


なんつーか……可愛い奴。

ガパオライス食べたい。


……第2話でした!

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