表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/26

喫茶店は落ち着く場所

リハビリです。


やっぱり、ちょっと違和感が……。



「あ~、美味しかった!」


「………満足」


そうかそうか。それは何よりだ。……はは。



いつの間にか、デザートまで頼んでたし……。


俺が、トイレに行ってる間か?そうなんだな?いや、そうに違いない!



「……何よ?」


「……なんでもない」


ちったぁ遠慮しやがれ!全く、これだから近頃の女子高生は………。なんて言えない!


「あの~……」


「このもどかしさ!………ん?」


あら、太一君、いつの間に?


「まぁ、座りなさいな」


「え?うん」


「紹介しよう!………太一だ!」


「あ、佐渡太一です。って圭、もしかして僕の名字忘れてた?」


「………あは☆」



「キモ」


言ってくれるじゃないの、葵さんよ。まぁ、自分でもキモいと思ったけどね!見てこの鳥肌。


「ほら」


「え?寒いの?」


そうだよね。突然鳥肌見せられても、困るよね。むしろ優しい反応だよ。さすが太一!


「無視しとけばいいから。……私は水瀬葵よ。よろしく」


わぁい。


「うん、よろしく!」


「………」


ここは皐月が自己紹介するタイミングじゃないの?なんで照れてるの?可愛いからいいけどさ。



「あの………あぅ」


いいぞ、もっとやれ。




「えっと、古賀さんだよね?」


あら優しい。まぁ優しい。


「………古賀皐月」


はい、よくできました。


「よろしくね!古賀さん」


「………しく」




あ、そうだ。


「自己紹介も済んだし、太一、なんか頼めば?」


「圭が奢ってくれるって!ね?」



そんな可愛く、ね?って言われちゃったら………。


「え!?いいの?」


「………しょうがねえなぁ」


こう言うしかないじゃない。






……………………


……………


………



「ごちそうさま」



いや~、太一は礼儀正しいな。どっかの女子高生にも見習ってほしいもんだね。


「な?女子高生!」


「何よ?」


なぜ睨む……。てか、葵はなんでこんなに好戦的なんだろう。



「葵さんや」


「……だから、何よ?」



「今日は、女の子の日なぶぁう!?」


鼻がぁぁぁあぁ!?




「ちょ!?な、な、なんてこと聞くのよ!?」



貴様は俺の鼻になんてことしてんだよ!?


「そ、そうだよ!今のは圭が悪いよ!」


太一君!?


「そ、そんな……女の子の……あの………」



ダメだこいつ!使えねぇ!


となると…皐月!




「……つまらない」


ワンセグみてる!?つまらないならみるんじゃねぇよ!


どいつもこいつも……!



しょうがない……。やはり頼れるのは己のみ!


「あ゛う゛ぉい」


「何よ!?」



あ、ちょっと力が弱まったぞ!


今がチャンス!




「指抜いてください」



はい。素直にお願いするのが一番です。


「私だってアンタの鼻に指なんて突っ込みたくなかったわよ!」


それはそうだろう。嬉々として他人の鼻の穴に指を入れる人なんていないだろう。いや、いてほしくない。


「だったら、さっさと抜いてくれ!」



「………何か、得体のしれない物が出てきたりしないわよね」


「んなわけあるか!」



俺の鼻の中に何があるというんだ。


「……じゃあ、抜くわよ」



あ、なんかエロい。


「葵、もう一回言っ」


「黙れ。貫くわよ」



「ごめんなさい」



なんて恐ろしいことを……。



…ヌボ!


あ、抜けた。


「うぇぇぇ」


なんつー声出してんだよ。




「皐月、ティッシュ取って……うぅ」


「………はい」



「別に鼻水くらいなんでもないだろ」


血がついたわけじゃあるまいし。つーか、よく血出なかったな……。


「気持ち悪いじゃない!」




自分で突っ込んだくせに!


「一応拭いたけど……まだ何かついてる気がする」


俺の鼻水って一体……。



「あの、水瀬さん。トイレで洗ってくればいいんじゃないかな」



太一、君は親切で言ったんだろうけど、僕の心はその一言で地味に傷ついたよ。


「あ、それもそうね」



「葵……念入りにね」



「グハッ!」



皐月にまで……。いや、まぁ元はといえば俺が悪いんだろうけどさ。



あぁ………帰りたい。けど帰っても奴らがいるだろうし。


そもそも、ここに来た目的ってなんだっけ?



ん~………。






……あ!皐月のことだ!





途中までの文章を1年前に書いて、その続きを1年振りに書いたんですけど………なんとも言葉では言い表せない違和感が……。


ちょっと不安です。


ご意見ご感想ありましたらよろしくお願いします!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ