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繭叶の脱獄計画

こんばんは。

第3話ができました。内容は「繭叶の脱獄計画」です。良かったら読んでみてください。

「ちょっと待って。どうやって脱獄する?」


繭叶が突然脱出すると言い出した。

監獄に入られたら、もう出られないと思う。


なのに、繭叶はなぜ自信を持つことができるの?

一体何の計画がある?


「ああ、動物の弱点を攻めるんだ。」


フンっと鼻を鳴らして、作戦を出した。


「え、動物の弱点?」


弱点?何を言ってるの?

監獄の中にいるので、観察できる時間は短い。


だから弱点を見つけるのは不可能だ。

はっ、繭叶は僕より2年間も長く、この監獄で過ごしているので弱点を把握している?


「簡単さ、それはあの腐ってる世界にいる動物と変わらない。」


「え、ぇ?人間の世界と同じ?」


「あぁ、つまり・・・動物らは知能は低いんだ。確かに動物と比べて身体能力はくそ弱い。でも知能はどこへ行っても人間より上回る生物はありえねぇ。」


「もしかしたら・・・」


ゴクリと固唾を飲んだ。

目を大きく開き、口を閉じるリヒトが私を見つめる。

子供のように純粋な瞳で。


クックック、璃仁はどうやら察したようだ。

おっとと、表面では笑うのはまだ早いだ。

全てが終わってから笑うんだ。


「ああ、そうだ。力ずくで闘うじゃない。」


頭をトントンと叩きながら


「頭脳戦だ。」


「頭脳戦・・・」


すごい…女性なのに強い。

生きるか死ぬかスリルを感じながら孤独で戦っている。

勝つために・・・私たちの能力を最大限に引き出して戦うと宣言する…


繭叶と比べて、自分はただビビってるだけで何もしなかった。

女性の背中に隠れて楽にする自分は情けない…


「・・・で具体的にどうやって戦う?」


「何も」


キッパリと答えた。


「はぁ…」


さっきまでは自信溢れて宣言しているなのに

なんで詳細まで考えてないの?


「いや何も計画を考えてないわけじゃない。この計画を実行するためには璃仁が必要だ。私の頭はバカだから。私が考えても動物たちに勝てない。なので、この作戦は璃仁に任せる。」


「え?僕?」


「あぁ。そういうことでよろしく、璃仁。」


「おい、繭叶。」


「じゃあ、今から寝る。私が起きるまで計画を考えておいて、おやすみー。」


ベッドの上で布団にくるまって、そのまま寝た。


「あぁ・・・」


僕が手を差し伸ばしたまま固まった。


なんだ、繭叶。

繭叶の計画は滅茶苦茶だ。


このままだと勝てない・・・

でも繭叶は脱出するためにあらゆる方法を考えていた。2年間ずっと。

考え辿り着いたのは頭脳戦。


しかし、繭叶の頭脳じゃ勝てないかもしれない。

勝てないと分かっているので、他の人に誰かに任せればいいと考えていると思う。


「・・・」と沈黙したまま下に俯いて、床を見つめた。


そして、向こうの監獄の中にいる繭叶に視線を移動した。


「繭叶・・・」


僕が脱獄できるように計画を考えてやる。

人間を救い、そして、繭叶を救うんだ。

ぎゅーっと手を固く握って、全員が脱獄できるようにすると誓った。


突如に立ち上がって、キョロキョロと探し始めた。

書き物があれば…


探して、ある物を見つけた。


「これを使えば書ける。」


ある物を見つけたのは・・・藁と水だ。


藁を水に付けて、濡らした部分で壁に書く。

どうやって脱獄するかひたすらに考えて書き続ける。













繭叶は2年間に孤独で脱獄する計画を考えていました。何もできないなのに、生き残るために何でもやってやるように諦めないという強い心を持っています。次は…璃仁がどうやって脱獄するか考える役割です。続きはどうなるか楽しみに待ってください。

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