地獄☆マラソン。
建ち並ぶ棟から 抜けて もうすぐ
まるで何も 考えられなくなるだろう
アスファルトは土へとかえり 微睡む景色
爽やかとは言えない きっと冷たい 酷寒
なのに じわじわと 湧いてくるから
べつに逃げたいワケじゃない
ただ 何もかも 吹き飛ばしたかったから
歩きたいけど 走るんだ もっとずうっと
なんにも見えなくなるまで 倒れるまでは
地位や名声 富なんて要らない
ただ溶け込むだけで良いんだ 自分との闘いだから
「はい、あと2週!」
叫ぶ 鬼教官の声が轟く