表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
未定  作者: 丹羽レグ
1/1

プロローグ的な何か

この作品は作者の趣味で書かれたものです。

魔法による激しくて熱いバトルが書ければと思っています。

ただし主人公の常時チート、常に最強系はあまり好きではないので

そういうジャンルにならないようにするつもりです。



 突然だけど君は図書室と聞くとどんな場所だと想像するかな。

 静かで落ち着いた空気で溢れているところ?だよね。僕もそう思うよ。

 しかし今僕はそのイメージから全くかけ離れたところにいる。無残に破壊された本棚。素人が見ても修復不可能だと分かるほど分解した魔導書の数々。うちの学園には貴重なものも多く保管されているらしいから、研究者がこの光景を見れば発狂してしまうのではなかろうか。

 何より図書委員で鍵の施錠に1人で来たタイミングでこの状況に巻き込まれるとはツイていない。


「コオオォォォォォ……」


 美しかった図書館を破壊した張本人が僕を探してうろついている。

 黒い靄の様なもので全身をつつみ、自身の身長よりも遥かに長い刀をもつソイツは折り重なるように倒れた本棚に隠れる僕に気づかずに通り過ぎる。どうやら対象を探す方法は目視しかないようだ。


「さて どうしたものかな」


 充分に距離が離れたのを確認して、屈めていた身を起こし胡坐をかく。この図書館は広いからヤツがまたここに来るのは相当あとだろう。


 まずは現状の確認からだ。

 出入口は壊された机や椅子で近づけないし、仲間を呼ぶ通信機はほとんど使うことがなく充電が切れてからそのまま放置していたせいで使うことができない。何してるんだ自分。

 他に何かいい案はないものかと無い知恵を振り絞って考えるが、全くもって何も思いつかない。


 「だからまぁ誰かがここの異変に気付いてくれるのを待つしかないよな」


 他人任せになってしまうが、致し方ない。一瞬僕が戦って倒すことも考えたが、どう良いようにイメージしても僕の魔力属性では力不足だろう。

 

『やっぱり星歌に付いてきてもらえばよかったかな……』


 本棚の残骸に背を持たれかけ、つい小1時間前の自分の判断を後悔した。






更新のペースは未定です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ