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神在月 第一章①  作者: ブロンズ像
Ready to die!
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サンとグレコの神隠し

目指せ100pv!

目の前に無数のネジが飛び交っていた。その無限に広がる宇宙空間の中、ネジのハリケーンの中心に彼ジャスティス・ヒーロー、サングレことサンティアゴ・エル=グレコ・ロドリゲスは浮かんでいた。

「何だ…こりゃ。」

ネジの一つが彼の目の前で停止し、話しかけてきた。

「酷いじゃないか、ボクを捨ててしまうなんて。」

「君は誰なんだい?」

彼は尋ねた。

「ボクは君の頭のネジさ。」

ネジ公は事も無げに答えた。

「Oh,my God!」

サングレは絶望の雄叫びをあげ、そのネジ公を掴もうとした。

「無理だよ、もうボク君のものじゃないんだ。ボクは自由さ。」

ネジ公はさっと彼の手を避けてウインクした。

「どうすればいいんだい?」

「見ててごらん。」

ネジ公は同じようなネジの大群に紛れ込んで見えなくなった。

「探してごらん!君の大切なアタマのネジを!」

ネジ公達が大合唱した。

「ここにはいない。」

サングレは答えた。

「そういう筋だろ?ノリ的に。」

宇宙空間がシーンと静まり返ったと思うと、爆発的な熱狂を伴って大絶叫した。

「大ハズレーーー!」

「わぁぁぁっっっ!」

目覚めると自室のベッドだった。



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