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ズィミウルギア  作者: 風月七泉
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【オフ21】ゲームとリアルに繋がりを

今回は短め、申し訳ない。

蒸し暑かったり雨だったり、やはり夏は好きになれないですね。

体調管理は皆さまもお気を付けて。


「翡翠ちゃん、放してくれないかしら」

「ん~」


 翡翠がギュッと千代の体に抱き着いて放してくれない。

 甘えながら抱き着いて、顔を母の胸元にうずめる。

 何度目かの「放して」というと、嫌々と顔を小さく横に振っては寝ぼけながらも抱き着く。その度に仕方ないと頭を撫でると、抱き着いてきた力が緩む。

 流石にこれ以上は朝食の準備に遅れてしまうと、力が緩んだ瞬間に千代が抜けだした。

 物凄く寂しそうに空中をまさぐるが、しばらくして落ち着きを取り戻す。

 今度は逆に小鳥ちゃんに抱き着かれて大人しく眠りについた。


「もう、可愛くなっちゃって」

 軽く千代が頭を撫でるとくすぐったそうに身を捩った。




『あれ? ど、どうしたの。じゅ、樹一?』

「あれ、お兄ぃも泊まったの?」


 何故かオレの家のリビングで打ちひしがれて、大きなソファに樹一が座っている。


「何でもない。頼む、今は、そっとしておいてくれ」


 寝起きの目を擦りながら、樹一の姿をよく見てみる。

 ズボンだけがパジャマである。


 チラッと外を見ると、昨日に履いていたズボンが朝の清々しいそよ風に揺れている。

 何も言うまいと、樹一を見る事を止めてキッチンにいるお母さんの方へ駆け寄る。

 小鳥ちゃんは何も言わずに携帯を取り出して、何やら操作をし始めている。


『手伝う』

「あら、ありがとう」


 じゃあって言いながら、お母さんは樹一を一瞬だけ見ると、オレに小声で樹一の好きな美味しいデザートを作ってほしいと頼まれた。

 ピコンと樹一のケータイが鳴ると、小鳥ちゃんの方を青い顔をしながら見ている。

 小鳥ちゃんはニコッと樹一に微笑み返し、何やら小声で樹一に言っている。




《今回はこれで勘弁してあげる》

《ならその写真を消せって》

《……ん?》

《申し訳ありません、その画像を消していただけないでしょうか》

《ふふ、だーめ。今後は気を付けてね。翡翠ちゃんの裸を見るなんて許さないから》

《いや、あれは――》

《あら、言い訳ですかお兄様?》

《くっ、もういっそのこと処刑してくれっ!》

《あら、良いの? じゃあ、あの人達に送りますよ、このレア写真》

《申し訳ありません、それだけはご勘弁を小鳥様》

《よろしい、今後は気を付ける様に》

《くそぉ~~っ!》

 なんてやり取りが繰り広げられていた。無論、翡翠が知る余地は無い。




 その後、少し遅れて双子ちゃん達が起きてきた。


 眠気眼の葉月ちゃんを引っ張って、一生懸命に連れて来ている。

 キッチンはそんなに広くないのに、メイドさんはキビキビ動いてオレとお母さんのサポートをしてくれる。それだけでいつもより楽に料理が出来てしまう。

 邪魔にもならず、欲しいモノが欲しい時に手元に届くって凄い。

 リビングの方は執事さんが完璧にセッティングしていてくれて、あとは料理をただ並べるだけという状態だった。


 朝食が終わって、デザートを完食し終える頃には樹一の機嫌も良くなっていた。


「あぁ、そうだ翡翠、今日はちょっと出かけるぞ」

『ん? どこに』

「まぁ、色々だな、あとは畑にも行くぞ」

『あれ? 今日って手伝い頼まれてたの?』

「いんや、違う。こいつを使う為にな」


 執事さんとメイドさんが食べ終わった食器を片付けてくれた机に、小さめの箱をオレの目の前にこれ見よがしに置いた。


『これは?』

「そいつの説明は、俺よりもそっちの二人に聞いた方が良いな」


 妙にワクワクした顔をオレに向けてくる双子ちゃん達を、樹一が苦笑いしながら指さす。



 ここで止めたのはちょっと悩み中ためです。

 手軽に身に着けるモノってやっぱり腕時計? 別に携帯でも良いなとか思って悩み中、ネックレスもありですかね……( 一一)

 メガネの人はメガネで良いかっとか思ったりしてます。むしろ色々なタイプがあった方が楽しいかな? とか考えているところです。


えぇ、決してちょっとゲームをやり過ぎて見直しやら、書き足しが滞っていたなんて事はないですよ、えぇ、本当に( ;∀;)

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