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ズィミウルギア  作者: 風月七泉


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【オンライン】191話:鬼達の街並み




 皆で関所まで来ると、入り口の場所で止まれと声を掛けられ、道を塞ぐように槍をクロスさせて通せんぼをされてしまう。


「そなた達は此処へ何しに来た?」


 位が高い人なのか、関所の監視達とは違い赤ベースの侍の鎧を着こんだ人が出てきた。


 姿は人間と変わらず、色白の綺麗な肌だ。ただ御凸に角があるのは人間ではないと主張するように禍々しい色をしている。


 角は彼等の強さによって変わるのだろうか、後ろの二人は少し小さめで、色も薄目だ。


〈えっと、観光?〉


 特に用事があって来たわけではないので、観光としか言えない。と言うより、友好関係って感じの説明があったから油断してたな。簡単に入れるもんだと思っていた。


「ふむ……ん? すまないんだがお嬢ちゃん。何か我らに関わる物をお持ちでは?」


 不思議そうな顔をして僕を眺めたんがら、聞かれるけれど特に思い当たるモノが無い。


「アレじゃない。鬼の絵が描かれたバッチ」


 シュネーが最初に思い当たったモノを言う。


〈あぁ、アレは勲章だよ〉


 メニューを開いて大事なモノの一覧から選択する。ポンッ手元に飛び出してくる。


「なるほど……そちらをお持ちという事でしたら、今後も無償でお通り頂いて構いません」


 真剣な表情で勲章を見つめて、最後にはニッコリと微笑み優しい顔をしていた。


「この者達は問題ない、今後も丁重にお出迎えしなさい。彼等は信用に足る人物だ」


「「はっ了解しました。では、どうぞお通り下さい」」


 一例して端っこによって通してくれるようになった。


「我々の街を心行くまでご堪能下さいね」


 接待という感じで、本気で信頼している様子じゃあない。

 張り付いた笑顔に何処か壁を感じる雰囲気で、妙な威圧感がある。


「ふふ、ありがとうね色男さん」


 唯一人、ケリアさんだけがそれに動じず、笑顔で返す。


「ありゃあ腹黒だな。目の奥は全然笑ってねぇし信用もしてないな」


「まぁ仕方ないでござるよ。拙者達はこの街ではよそ者でしかないんだな。信頼を得るには街中のクエストをクリアーしていくしかないんだな」


「今後、グランスコートに所属している人達が信頼を勝ち取ってくれるよう信じるしかないわね。多分だけど私達が来たことで、此処とも交流が出来る様になるでしょうしね」


 全員が街中に入ると、アナウンスが世界に響く。



《交通の許可証をグランスコート所属のファーマー提示しました。今後、グランスコート所属者は都市国家【ラコス】への出入りが無償で許可されます》



「ほらね、とりあえず私達は観光よ観光♪」


 町並みは昔の日本と言った感じで。江戸時代くらいだろうか? 瓦屋根に漆喰の塀。木の桟橋や堀池に掛かる木製の橋などが見える。


「真っすぐがお城への道っぽいね」

「右は武家屋敷が並んでいるでござるな」

「左側が下町って感じね。少しだけ低い位置に平屋が並んでいるわね」

〈活気ある繁華街って感じですかね〉


 渓谷だからか、湧き水を利用した用水路みたいなモノがある。


 三段くらいに溜池の様に水が溜まっていて、上から綺麗な水で下の方は洗濯に使われているのか、大きな桶と洗濯板が置いてあったりする。


「ねぇねぇ、向こう側に湯気が出てる水があるよ」

「あら、温泉ってこと。何処にあるの!」


 ケリアさんの食いつきが凄い。


 シュネーが指さしている方向はお城で、真っすぐ進むと大きな宿が並ぶ道が見える。大きな通り出ると草津温泉みたいな観光スポットみたいな大池があった。


「良いわね温泉。後で入って見ましょうよ」


 宿から出てくる村人には、浴衣を着ている人も居る。


 それを見たケリアさんがより一層に興奮したのは言わずもがなだ。




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