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ズィミウルギア  作者: 風月七泉


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【オン95】イベント騒ぎは大騒ぎ



 森のセーフティーエリアに到着したけど、特に変わった様子はなかった。


「あら、予想は外れたかしらね」


「いや……ケリア嬢。そうとは言い切れないようでござるよ」


 ガウは真っ先にセーフティーエリアの祠を調べていた。

 祠は細かい蔦の様な枝葉に囲われ、機能していない様子だ。


『取り除けないのかな?』

「このままっていうのはちょっと、かわいそうだもんね」


「多少なりとダメージは受けるみたいだけど、取り除けなくはなさそうだな」


 武器や農具を駆使して、祠を覆い隠していた枝葉を皆で取り除いていく。


 体力の多いケリアさんやガウが頑張ってくれた御蔭もあって、何とか全部を取り払う事が出来たけど、全員の体力は三分の一くらい減ってしまっている。


「ふ~、けっこう大変じゃったな」


「意外と分厚く絡みついていたのね~、コレじゃあ祠も機能しないわね」


「皆で手分けしてやっても、ちょっと時間かかったでござるな」


「バラ科みたいに、蔓みたいな枝にトゲがあるのが厄介だったね~」


 スパイクとニンフィは水辺で仲良く寄り添いながら、お昼寝をしている。


 仲間にしたモンスター達は休憩という感じで、寝たり軽く遊んであげていると体力が回復していく、寝てる姿は可愛らしくって、皆で静かに癒されていた。


『祠が少し光り始めたね』

「というか、この辺り一帯がなんか明るくなってないか?」

「ねぇ……水辺が光ってない?」


 もう日も落ちてきたのに、水面がキラキラと輝きを増していく。


 それに気付いたスパイクとニンフィが慌てて起き上がって、少しフラフラしながらもこちらに向かって脱兎の如く逃げてきた。


「わっとと。そんなに怯えなくて大丈夫だよ」


 ティフォとオレの胸に其々が飛び込んできた。


 結構な勢いだったけど、フワッとした枕みたいであまり衝撃は感じなかった。


 ただハリネズミのスパイクは結構な重さがあったのか、ティフォは押される様に何歩か後ろに下がっていたけど、しっかりと受け止めて落ち着かせるように優しく撫でる。


『何か出てくる⁉』


 チラッとマップセンサーを見るけれど、敵という訳ではなさそうだ。


 泉から綺麗な光が飛散するように辺り一面に広がっている。


「結界、かしらね……ピリピリした空気が無くなった感じがするわね」

「ふむ、空気も心なしか清々しくなった気がするのう」


 散らばっていた光の玉が集まり、段々と大きくなっていく。


 次第に人型の形を形成して、最終的には妖精の姿をした乙女が現れた。


「ありがとうございます。御蔭でこの辺り一帯は被害を免れました」


 片足を斜め後ろの内側に弾いて、もう片足の膝を軽く曲げて背筋は伸ばしたまま。


 カーテシーだったかな、綺麗な女性だ。



「私はエーコーと言います」



 ニコッと微笑み挨拶をする超絶美人の妖精さん。





明日と明後日はお休みします。

病院に行くとの、台風に備えての準備等で忙しいと思うので、多分ですが書いたり直したりしてる時間がなさそうあのです( ;∀;)


まぁ、時間が取れたら投稿はすると思いますけどね(笑)

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