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ヤンデレ腹黒王子と私  作者: モゴ
出会い編
1/18



ザラダイン王国の北田舎で暮らす下級貴族マクレーン家

仲のいい父と母、優しい兄と姉、可愛い妹、そして元気が取得と言わざるを得ない楽天的な私。


クレア・マクレーン 8才


平凡な蜂蜜色の髪に平凡な蜂蜜色の目

顔も平凡とくる 別に劣等感はない何せ王都に行かなければ金髪銀髪と色とりどりの綺麗な方々にはなかなかお目にかかれない



ザラダイン王国の北部に位置するマクレーン領

豊かな農地を耕し贅沢をしなければ食べていくには困らない領地


慎ましく・・・いや決して貧乏だとは言わない

いや・・・言わない・・・





窓際に立って空の雲行きを見ている

農家にとって天気は大事だ暑い時期は急に大雨が降ったりする

天気を読むようにとお父様から教育されている

ジーッと窓際で見ていると妹のビクトリアが抱きついてきた



「お肉食べたいよークレアおねいちゃまー」


「ビーお肉は収穫祭で食べれるよ、もうすぐじゃない」


「収穫祭はいや!もっと沢山いっぱい食べたいの!」



そう収穫祭でお肉は食べれるが主に穀物の収穫を祝うものでお肉はおまけ程度

一口ぐらいしか食べれないのだ


私は眉をさげ小さく唇を噛み締めてビーを見つめた

ふぅと一息つき そして目をキリっとさせてから




「ビー・・・私が大きくなったら沢山働いて沢山お肉食べれるようにするわ」



ドン!

っと右手に握り拳を作り胸を叩きニコっと笑う



「嬉しいクレアおねいちゃま!約束ね!」


「うん!任せてビー!」


「クレアおねいちゃまそれはいつ?クレアおねいちゃまが何歳になったら?ビーが何才のとき?お肉の量はどれくらい?」


「ちょ!ちょっと待って!何て具体的な」



ビーはまだ5才なのになんて現実的な

貧乏生か・・・じゃない、慎ましい生活の賜物か

約束事はキチンとしないと果たされない事を嫌というほど知っている



「はたっ働けるようになったらよ!」


「クレアおねいちゃま楽しみにしてるね!」



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