第一章の登場人物
少し前に第一章のエピローグを投稿しておりますので、未見の方は先にそちらからどうぞ。
アルメリア・フォン・ヴァレリア
ヴァレリア帝国の第五皇女にして本作の主人公。
その外見は白銀の髪色とルビーを思わせるような輝く真紅の瞳が目を惹く可憐な姫君である。
しかし、その内面は外見に反して戦闘狂であり、ある種の戦争狂でもある。
そして、命の奪い合いに何よりも甘美を覚える人間である。同時にそれを無闇に表に出さない社会性を兼ね備えてもいる。
だが、虐殺が好きかと言われるとそうでもない。その為、彼女が殺すのは自分に敵対してきた者のみである。
温室育ちがあのまま続けば、その性質は本来ならば一生目覚める事のない性であったかもしれない。
また、敵対していたとしも気に入った人間や味方になりそうな人間に対しては命を奪う事なく、時には味方に引き入れる事もする。ある意味、それも彼女の資質なのかもしれない。
かつて存在したという魔王と呼ばれる存在と同じ『魔力』という力を持って生まれてきており、命を失う直前にそれが目覚めた。
その出生にはまだ秘密が隠されており、それが明かされるのは少し先の話である。
リリア
アルメリア専属の侍女となった女性。元々は皇帝直属の暗部に所属していた。
幼少の頃はスラムで過ごす孤児であったが、皇帝直属の暗部に所属していた女性に気に入られ彼女の養女となった。
それから長い訓練期間を経て、義母と同じ道を進む事になる。
その後、義母を人質に取られたリリアはアルメリアの命を狙う事になるが、彼女に返り討ちにあう。そして、彼女に気に入られたリリアはその後紆余曲折を経て、アルメリアの侍女として仕える事になる。
マリアーナ・フォン・ヴァレリア
ヴァレリア帝国の第四皇女でアルメリアの腹違いの姉である。
その本質はまさに心優しき姫君という言葉が相応しく、父である皇帝が周辺諸国に侵略戦争を仕掛けていることに対して心を痛めている。
アルメリアを可愛がっているが、彼女の本質には全く気が付いていない。
ガイウス・フォン・ヴァレリア
ヴァレリア帝国皇帝にしてアルメリアの実の父である。
アルメリアの母であるアリシアが産んだのが女児であると分かった途端、二人に興味が失せ記憶からも消えていた。
だが、直にアルメリアにあった事で彼女に資質を見出した。
そして、アルメリアの資質を見極める為に試練を用意する。それを超えたアルメリアを讃え、非公式ながら自身の後継者に指名した。
現在は皇族の誰よりもアルメリアに自身の後継者としての期待を寄せている。
アルベルト・フォン・ヴァレリア
ヴァレリア帝国のアルメリア第三皇子でアルメリアとマリアーナの腹違いの兄にあたる。
しかし、その資質は平凡と言わざるを得ない。そして、彼自身もそれを自覚しており、常に劣等感を抱いていた。
兄である第一皇子と第二皇子が優秀だった事で、彼の劣等感は更に肥大していく事になる。
だが、その兄達は戦士と病死してしまい、第三皇子だった彼はトントン拍子で皇位継承権第一位となる。
その為、次の皇太子は自分しかいないと思っていたが父より告げられた一言で皇太子になれないと思い知る。
そして、次の皇太子候補が皇女であるアルメリアだと知った彼は怒りのまま彼女の暗殺を計画するが、その計画は見事に失敗。その後はアルメリアの願いによって彼は激戦地に送られることになり、そのまま呆気なく戦死する事になってしまった。
アルメリアが邪魔だからと直ぐに暗殺を考える辺りが、彼の平凡たる由縁なのかもしれない。
しかし、曲がりなりにも皇位継承権第一位であった彼が亡くなった事の影響は大きく、その余波は今後アルメリアにも降りかかってくる事になるだろう。
クリス
聖光教会の司祭。
アルメリアの魔力判定を行った。
クライン
アルメリアの教育係の一人で役職は宰相補佐官。
アルメリアに教養や帝王学を教えている。何故、皇帝がアルメリアに帝王学を教える様に命令を出したのか、と疑問を抱いているがその事については考えない様にしている
マティアス
アルメリアの教育係の一人で役職は近衛騎士団の副団長。
アルメリアに護身術の指導を行った。彼女に戦闘者としての才覚を見出している。彼と実戦を交えた訓練の結果、アルメリアの剣術の技量は既に本職の騎士にも劣らない程に高まった。




