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52 2階層へ


うん、やっぱりモンスターとはいってもゴブリンはそれほど強くない。

『ギリスマティ』の効果がてきめんだ。

これだけスパっと斬れれば技量とか関係ないな。

昔読んだ漫画やアニメにもゴブリンは雑魚モンスターとして描かれていたけど、あれは事実に基づいていたんだな。


“おおっ、フレームアウトしそう”

“今日も瞬殺”

“やっぱり俺の目は正常だった”

“あのゴブリンが雑魚扱い”

“人類の敵が紙”

“本当にあれゴブリンだった? あのゴブリン?」

“すごすぎ。修太朗。すご太郎”


「ふ~おわりました」

「お疲れさまでした。花岡さん流石ですね」

「いやいや、相手はゴブリンですから」


一昨日に続き後藤隊長が褒めてくれるけど、こんなに褒められるとうれしい反面照れくさい。後藤隊が褒めて伸ばす方針なのは一昨日で十二分に理解できたけど、それでもやっぱり照れくさい。


「隊長、花岡さんってもしかしてあれっすか」

「そうみたいですね。大仁田さんが最初にサクッと倒しちゃったからじゃないですか?」

「いや、だって花岡さんにいい所見せたくて本気出しましたから」

「ふふっ、おかげで花岡さんのゴブリン評はかなり低いみたいですね」

「おかしいですって。だってゴブリンですよ? 普通は苦戦するでしょ。人類の敵ですよ。いくらイケオジヒーローって言っても新人ですよ?」

「まあ花岡さんですからね」

「ですよね~」


“剣聖はここにいた”

“修太朗なら兜割いけそう”

“いや、普通に鉄でも断ちそうだぞ”

“標準装備が聖剣にしかみえん”

“もしかしてあれは勇者に伝わる伝説の武器”

“勇者修太朗爆誕”

“修太朗様~こっち向いて~”


さすがに二日目なのでペースアップして、どんどん進んで行く。


「あれってもしかして」

「そうですよ~あれが2階層への階段です」


目の前が開けて少し広いスペースに出たと思ったら下に向け大きな階段が現れた。

大きなホテルとかにありそうなサイズの大きな階段が下へと続いているのが見える。


「花岡さん、せっかくなのでこのまま下に降りましょう」

「はい、わかりました」


当初からそういわれていた通り順調に来ているというところだろう。

大仁田さんに続いて階段を降りていくとそこにもさっきと同様にダンジョンのフロアが広がっていた。


「すごいですね。こんなのが何層も。ちなみにこのダンジョンは何層迄あるんですか?」

「今わかってるのは19層までですね。私たちの到達フロアは11層ですけどね」

「そんなにあるんですか⁉」

「はい」

「ちなみに11層って日帰りで行けるんですか?」

「いえ、さすがにそれは無理ですね。泊りがけです。もちろん特別手当はしっかり出ますよ」

「そうなんですか」


11層迄到達している後藤隊はやっぱりすごいな。

それにダンジョンに泊りがけで臨むって想像もつかない。

すごい世界だ。



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