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オーガジェネラル

HJ文庫モブから始まる探索英雄譚10絶賛発売中です。

よろしくお願いします。

「くそっ、硬すぎるだろ」

「オーガジェネラルとやり合うのは無謀です」

「ここは俺らがやるしかないんだ。ここで俺達が抑えなきゃ、この場が瓦解する」

「ちくしょ~運がねえ。明日デートだぞ。彼女泣かせたくねえよ」

「頑張ってこの場を切り抜けましょう。彼女さんも待ってますよ」

「死亡フラグだろ。シャレにならんって」

「すいません」


場が荒れているので、話している内容までは聞こえないけど西岡隊の士気は高いようだし、俺の出る幕はないかもしれないけど一応サポートしよう。

横からだし、動きを制約するくらいは大丈夫だよな。


「この盾は、すべてを護る絶対の擁壁。あらゆる敵を弾き、我に光の加護を授けよ。我は拒絶し我は決意す

『マジックシールド』」


『マジックシールド』2枚発動してオーガジェネラルを左右から挟み込みように展開する。

『マジックシールド』でモンスターの動きを制約できるのは以前試したことがある。

あのねこ型モンスターとどっちが強いかはわからないけど、魔力を少し多めに込めておいたから大丈夫だろう。


「オーガジェネラルの動きが?」

「『マジックシールド〛で挟んでるのか?」

「だれ? もしかして花岡さん?」

「おおおおっ。花岡さん! 世界トレンド一位はだてじゃねえ。俺は彼女いるけど、ありがたい」


なにか、俺の心をえぐるようなワードが聞こえたような気がするけど、この騒がしさだしきっと気のせいだな。

 

”オーガジェネラルが鉄板に挟まれたタコみたいになってる”

”たこせんならぬオーガせん。絶対おいしくない”

”『マジックシールド』って挟む魔法だっけ”

”動けないオーガジェネラルを西岡隊が総攻撃”

”いくらオーガジェネラルでもノーガードで中級魔法をこれだけ喰らえばな”

”もう決まったな”

”あと一匹だし、これ抜けたんじゃね”

”いや、それフラグ”

”フラグじゃねえって。オーガジェネラル倒したらもうほぼおわりだろ”


西岡隊がオーガジェネラルを倒した。

残るオーガジェネラルは1匹だけだし、だいぶ場が落ち着いてきた。

最初襲ってきた時は驚いたけど、オーガの数が減ってきたことで全体を見渡す余裕が出てきた。

最後のオーガジェネラルには2隊が当たっているようなので俺は残りのオーガにあたることにする。

なんとなくだけど、オーガの硬さにも慣れてきたし通常のオーガであればそれほど労せず倒せるようになっている。

ただ、ここで気を抜いている場合ではない。

最後の一匹を倒すまで気を引き締めてやるぞ。






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i947131
― 新着の感想 ―
まあ何か出ても中級の強化魔法でも使えば瞬殺できそうですね。 今の状態でも余裕なのだしこれ以上が出ても余裕でしょう。 ただ気になるのはこれらをけしかけてきた存在ですね、まあまだ小手調べでしょうけど。
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