時間を1時間巻き戻せる能力を手に入れたので好き放題やりたい放題やってやりたいと思います!
バリーン!
「やっべえ!!」
外で野球をしていた坊主の少年武は慌てたようにそう言った。武の目線の先には割れた窓ガラス。友人と遊んでいたら誤って割ってしまったのだ。ここの主人は確かとても怖い人で同じようにガラスを割って怒られた事が何回かあった。無視してもすぐに武の仕業だろうという事はすぐにわかるだろう。だが武は動揺しなかった。
「だが大丈夫だ!!俺には秘策があるからな!」
そういうと武は時が戻るように祈り続けた。数秒ほど祈り窓の方を恐る恐る見る。すると先程まで割れていたはずの窓が全く割れていないではないではないか。武は成功したことに喜び少し抑えつつ小さくガッツポーズをした。
武がこの不思議な力を得たのは少し前の放課後だった。その時は間違えて学校の花瓶を割ってしまったのだ。運のいいことのみんな帰ったのか遊びに行ったのか教室には誰もいなかった。あたふたしていると先生の足音が聞こえてくる。その時だ。「1時間も時間が戻ったらな」と武が願ったのは。
「おい、授業始まってるぞ??」
「へえ?」
武が不思議そうに先生を見る。そこには先生がいて、生徒たちが全員席に座っている。座ってないのは武だけだ。先程まで放課後でもうみんな帰ってしまったので教室はがらんとしていたはずだ。しかも先生が授業と言っている。不思議そうに武が目を丸くして時計を見ると、時計は2時13分を示していたことに驚いた。今は放課後で3時は過ぎていたたはずだ。だが何故か3時どころか2時13分ほどではないか。1時間ほど戻っていいる。これは...武はそんな奇妙な光景に少し考えた。
「時間が...戻ってる??」
それが武が時間遡行との出会いそこからは嫌なことがある度に時間を戻した。これで武は最強だ。何も怖いものなどない。あのかーちゃんだって屁でもないだろう。
「そうだ!!」
この時間は確かカーチャンが晩御飯をを作っていたな。少しつまみ食いしてやろう。困ったらこの力を使えばいいと武は余裕ぶっていた。証拠がなければ大丈夫だ。武は早速家に戻る。家では武の母が何やら美味しそうな料理を作っていた。皿の上にキッチンペーパーが敷いてあってその上に芋の料理が並んでいる。武はこっそりと忍び込みテーブルの下に潜り込む。そして手を伸ばしテーブルの上にある料理をひとつ掴んだ。
「武ぃぃぃ!!」
「ひいっ」
その途端大きな怒号がとんだ。武は飛び上がりテーブルの裏に頭をぶつけてヒリヒリとした頭を撫でる。武はテーブルの下から脱出して脱出を図ろうとするが少しおかしな点に気づいた。時間は先程から1時間ほど巻き戻した。
武の母親は相変わらず台所で何か作業をしてこの時間は母親は買い物に出かけていたのではなかったか??
「武!!あんたつまみ食い...ってあら??」
「してないよ」
キッチンに立って不思議そうな顔をしている母親に
武はは逃げるように外に出た。武は公園へとvていく。2時間も時間を戻してしまったが時間待ち後には野球をしていたのだ。まあそこで窓ガラスを割ってしまったために時間を戻す事になったのだ。
「今度こそ割らないようにしないようにしんしとな」
そう言う武だったが、もしまた割ってしまっても1時間ほど時間を戻せばいい。だが2時間も戻してしまったら暇だなあと武が考えながら歩き一つの案を思い浮かんだ。さっそく武はそれを実行すべくどこでもいいので人の庭に入り近くの石を拾い上げて窓を勢いよく割った。
そしてすかさず期間を戻す。武の考えたのは先程の窓を割ったのを使い確実に怒られない悪戯を考案してしまったのだったのだった。
「あ!かーちゃんにもやってやろう!!」
そう思いつくと急いで家に戻る。武の母親は何やらテレビを見ているようだ。武はこっそりと後ろに回り込んで勢いよく自分の母親の尻を蹴り上げた。武の母親は悲鳴をあげて飛び上がる。そして武はニシシシシと笑い時間を戻した。時計を見る。12時30。よし戻っているなと確認し武は余裕そうな顔をする。のだが、そうもいかなかった。顔を赤くしてとても怒ったような顔だ。
「あれ?時間戻ったんじゃ...?」
「何言ってるんだい?この子は」
「あ...あ..」
「武ぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!」」
家に怒号が響いた。