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テーマ詩集:研究所

エーテル

作者: 歌川 詩季

 宇宙、好きです。

 恐竜くらい、好きなんです。

 君と僕の ふたつの惑星が浮かんでる

 うつろな宇宙が恨めしい

 媒質を欠いた虚空なら

 愛の波動は伝わりっこない


 何万光年とも思えるこの距離を満たす

 なんらかを やっきになってさがしてた

 冷たい闇を貫いて 粒子となって降り注げ

 光の雨に包まれれば 恒星よりもまばゆい輝きよ


 とどけ



 君の好きな小説読んだり

 君の好きな映画を観たり

 君の好きなレコード聴いたり

 君の好きな紅茶を飲んだり



 君と僕の ふたつの惑星をならべてる

 そっけない太陽も恨めしい

 むくわれないおいかけっこを

 けしかけといて知らんぷりする


 幾星霜とも感じるへだたりを埋める

 どうにかを すがるきもちで求めてた

 哀しい距離をとびこえて 彗星となり舞い降りろ

 光のしっぽ引きながら 銀河をわたり君の大地にまで


 とどけ

 プラネタリウムに、行きたいなぁ。

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― 新着の感想 ―
[一言]  理解できない人のことを宇宙人と言ったりしますが。  好きなものを知って。その人を知って。  そうしたらいつのまにか、直接ではなくても、同じ場所に続く道ができていればいいですね。
[良い点] なるほど! 否定はされたけど、あってもおかしくなかった学説もありですね! おー、想いを伝える波動の媒質のエーテル、ロマンチックですね。 勉強になります。 [一言] 先生の「索引の女王」か…
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