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91話・眼福


「ハァ...死ぬかと思った...」


僕は締め上げられた首を何度も擦って、痛みを取り除こうとする。


「はは...ごめん、シュン。つい、強く絞めちゃった♪」


「つい...で、絞め殺されちゃ、たまんないんだけど...」


ニガ笑いで謝ってくるアミューに、ジト目で拗ねる様に愚痴を

こぼす。


「だから~ごめんって、言ってるじゃんか~!」


「たく...ゴメンですまない事もあるんだぞぉぉ.........おおっ!?」


うひゃ~!アミューさんが屈んだ事で、僕の目の前に谷間が露に

なっとるぅぅぅ―――っ!?


「ん...?どうしたの、そんなに大声を荒らげてっ!?」


「ゴホン、ゴホン!な、何でもありませんよ、何でも...!ま、とにかく、

今度からは気をつけてね、アミュー!」


僕は谷間のチラ見を誤魔化す為に、何度か咳払いをしてアミューへの目線を

他に反らす。



アミューさんの谷間を堪能する事、数分後......。



「さて、脱線し過ぎた話を元に戻すけど...屋台を襲った連中か...」


アミューの谷間を充分眼福した僕は、話を切り替えて、屋台市場の現状を

口にする。


「やっぱり、朝の襲ってきたチンピラ連中の仲間かな...?」


アミューが朝のチンピラ連中を思いだし、関連性があるのかと思考する。


「もしそうだとしたら、あのボディーガードの依頼を受けた者としても、

急いで屋台市場へ行かないといけないみたいだね!」


「うん、そうだね。あ...でも一応、ここにボディーガードクエストを

依頼した人がいるかもしれないから、それを確かめてから行こうよ!」


「そっか、その可能性も否めないよね、うん。わかったよ、アミュー!」


アミューの意見を聞いて僕達は、そこにいる屋台市場から逃げてきた

屋台の主達に、ギルドへ依頼をしにこなかったかと聞いて回る...。



――――――――――



「ギルドにボディーガードクエストを依頼した人は、ここにいる人達の

中には、いなかったね...」


アミュー、ココ、ルビ、蒼井が、クエスト依頼をしなかったかと、この広場へ

逃げて来た屋台の主達に、それぞれが聞き回ってみるものの、結局ここには

依頼主がいない事がわかった。


「それじゃ、やっぱり...ボディーガードクエストは屋台お姉さん...アンジュさんの

依頼だったのかな...?」


「取り敢えず、それを確かめるのも含めて...急いで屋台市場へ行ってみよう!」


そう言うとアミューは、騒ぎが起こっている屋台市場へ足を向ける。


「うん。わかった!依頼主がここにいないのなら、恐らく屋台市場にいる可能性が

高そうだし...」


「そうですね...もしそうなら、ボディーガード依頼は今のこの状態から守って

欲しいって依頼だったのでしょうから!」


アミューの号令に蒼井とルビが賛同すると、同じく屋台市場へ足を向ける。


「でも、みんな気をつけてね!ボクの野生の感が、あの屋台市場を危険だと、

言ってるからさ!


ココが頭の上の耳をピクピクと動かし、屋台市場から流れてくる不穏な空気を

その身に感じ取った。


「獣人の野生の感..か。これは注意を集中して、取りかからないと駄目な案件

みたいだね...!」


ココの緊張感いっぱいの表情を見て、アミューにもその緊張感が伝わってくる。


「まあ、ここでボーッしていても埒があかないし...そろそろ行こうか...

アミュー、ルビさん、ココ!」


アミュー、ルビ、ココ、そして僕のそれぞれが決意を胸に抱くと、屋台市場の方へ

早足で駆けだして行く。 



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