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90話・至福の感触vs痛み


「コホン...それじゃ、おじさん...改めてお聞きしますが、アンジュさんの

年齢って、一体いくつなん―――」


僕は咳払いをして話を戻すと、アンジュさんの年齢を聞く為に改めて、

おっさんへ声をかける......


「シュン様......やはり、年齢を気になさるんですね...」


すると蒼井のやり取りをジィィーッと見ていたルビが、ショックの

あまり、表情を曇らせて顔を伏せてしまう。


「そ、そう言うわけではないんですよ、ルビさん!?ただ、ちょっと

気になった事があっただけでっ!」


「気になるって...そのアンジュとか言う人の『年齢の多さ』がですよね...?」


ルビが年齢に『多さ』をプラスして強調し、蒼井へ問いかけてくる。


「ち、違いますって!僕が気になっているのは、もしアンジュさんの年齢が

多いなら、アンジュさんってどう見ても人族なのに...何で、あんなに若く

見えるんだって事が気になってたんだよ...」


頭を項垂れてへこんでいるルビさんに、アンジュさんを気になった理由を

素直に話して返す。


「本当ですか...本当に年齢の多さを気にしていないんですか?」


うるうるした悲しそうな瞳で、こちらをチラッとルビが見てくる。


「も、勿論ですよ!先程ギルドでも言いましたよね?いつまでも若い

奥さんは、男のロマンだとっ!」


ルビさんの心を落ち着かせる為、真面目トーンで自分の思いを...熱く語って

聞かせる。


「はう...!お、奥さんっ!?」


蒼井の口から発された奥さん発言にルビはドキッとしてしまい、さっきまでの

悄然の気持ちが、スッカリと消えてしまう。


「ちょっと、シュンッ!?あんたやっぱり、ルビさんを妻にしたいと思って

いたんだっ!!」


「あわわ...ストップ、アミューッ!?落ち着いて、落ち着―――うぎゅ!?」


アミューが物凄い形相で蒼井に近づくと、その腕を首に回し、思いっきり

力強く首を締め上げる。


イタタタ...痛い、痛いぃぃっ!こ、これも好意の攻撃なのっ!?

どうみても違うよね!だって、めっさ黒いオーラ出てるもんっ!!


じゃ、何で痛みを無効化できな――


ん...この顔に、ムニムニと当たる感触...こ、これは至福の感触っ!?


ハッ!これかぁぁぁぁ―――――っ!!


自動防御が発動しないのは、この感触のせいだったかぁぁぁぁ――――っ!?


至福の感触が勝っているせいで、痛みが無効化できてないって事...?


イタタタ...でも、幸せな感し......って、イタタタタタタ―――ッ!!


至福の感触と痛みが、入れ替わり立ち替わりを繰り返して僕の身体へ伝わって

いたが、とうとう痛みの方が勝ってしまい、僕は気絶してしまうのだった...。


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