表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/481

83話・メイーナとミミ


「キィィ――ッ!またミミの事、お馬鹿って言ったぁ!それに何よ!

その傲慢な微笑みはぁぁっ!貴女の微笑みって、本当...女神の微笑みと

言うより、邪神が他の者を見下すあの表情にソックリだよね...!」


「イヤンッ♪そんなに誉めないでよ~照れちゃうじゃないか~♪」


嫌味のこもった発言を、どう誉め言葉として取ったのかわからないが、

手をイヤだ~っとチョンチョンと動かし、その表情はデレデレしている。


「ええぇぇ―――ッ!?いつ、どこで、誰が、貴女を誉めました!?」


まさかのメイーナの返答とその異様な態度に、どこをどう取ったらそんな

表情になれるの!?...と、言わんばかりに、ミミが目を丸くして思わず、

喫驚してしまう。


「まったく...貴女は相変わらず、マイペースですね...」


「ま、それが私の信条ですし♪」


「さよですか...はぁ~」


ミミはメイーナの行動や言葉に呆れると、軽く嘆息を吐いた。


「まあ、いいわ...。コホン、それより聞きましたか?あなたの罰の

処遇を?」


「いいえ、聞いてないけど、へぇ...もう処遇が決まったんだ...?

あのトロくさい大女神様にしては審判が早かったわね?」


「ちょっと!大女神様をトロくさい呼ばわりって...もし大女神様に

聞かれでもしたら、ただじゃ済まないわよ!?」


大女神様の悪口をわるびれもなく言うメイーナに、ミミが動揺しながら

それを注意する。


ふ~ん、それにしても慎重派の大女神様が、よくもまあこんな短時間で

私の処遇を決められましたよね...?


もしかすると、あのババア...何か良からぬ事を考えているのかも...。


ま...仮にそうだったしたら、全力で叩き潰してあげますけどね...。


「ちょっと、聞いているの?メイーナっ!」


「うふふ...ちゃんと聞いていますよ。あのヒステリックババァに

聞かれたら大変だって事でしたねよ♪」


メイーナが心の中でそう思考すると、大女神様の事を小馬鹿にして

ケタケタ笑ってくる。


「おい!何か、さっきより言い方が酷くなってるぞっ!?」


屈託のない笑顔で述べる、そのあまりにも横暴な態度に、ミミが

ビックリ仰天してしまう。


「しかし貴女も大馬鹿やったよね、いくら贔屓している子の為だと

いっても、あいつの管轄の魔族に手を出しちゃうなんて...」


「えへへ...つい、カッとしてやっちゃった♪」


メイーナは茶目っ気タップリの顔をして、舌をチロッと出してくる。


「はぁ...そこまで清々しい顔で言えるって事は、その贔屓している子に

ベタ惚れって、噂は本当なのね...」


「イヤン、ベタ惚れだなんて...正確には、デレベタ惚れですよ~♪」


メイーナが手を頬に当てて頬を赤く染めると、身体を気持ち悪いくらいに

クネクネと動かさせている。


「うわ...あの、邪神の生まれ変わりではとまで謂わしめたメイーナが

こんな乙女な態度を取るなんて...」


目の前でクネクネさせているメイーナが、頭の中にあるメイーナの

イメージと全然違う事に、ミミが信じられないモノでも見た様な

表情でジィィーッと見ている。


「う~ん、メイーナがここまで惚れる相手か...。何か、ミミも

その子に興味が出来てき―――」


「え...?何か言いましたか、ミミさん♪」


ミミの発する言葉を聞いたメイーナが顔は笑っているのに、その瞳の奥は

まったく笑っていない視線をミミへと静かに贈る。


「ヒィィィ―――ッ!?うう、うっそでぇ~~す!冗談を言って

みたかっただけでぇぇ―――すっ!」


その視線に殺意のオーラを感じたミミは、速攻でメイーナの前に

ひれ伏し、必死に謝り倒すのであった...。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ