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36話・魔族の強さってそんななの...!?


「もう、アミューったら、少し落ち着きなよ!さっきから、あわあわし過ぎ

だってば!」


「そうなって当たり前なのっ!何故なら魔族に勝てる人間って異人種を

除いたら、S級以上の冒険者か、遥か昔にこの地に召喚されたっていう

勇者様しかいないんだから!」


冷静な言葉を発するシュンに対し、アミューが激昂に近い口調で魔族の事を

詳しく説明してくる。


「え...魔族の強さってそんななの...!?」


「ええ...そんななのよ...!」


う、嘘ぉぉぉぉ―――――――――んっ!?


あの魔族、一瞬であの世に行っちゃったから、絶対に弱い類だと思ってたのに、

まさか...最強クラスだったなんて......


それを一瞬で倒しちゃう、このメイーナの装備アクセサリーたちって......

マジ、ハンパ過ぎるだろぉぉぉぉ――――――――っっ!!!


僕はメイーナの装備アクセサリーに対し、思わず声が洩れそうなくらいの叫声を

心の中で荒らげてしまう。


そ、そう言えば、メイーナが女神メイーナ名を持った武器や防具を使えば、

魔王なんてワンコロとか嘯いてたが......


アミューの話を聞く限り...本当に魔王をワンコロできるんじゃっ!?


イヤイヤイヤイヤ...流石にそれはないよなぁ......。


だ、だって、この世界を震撼させている魔王なんだぜ、それをワンコロって...

そんな馬鹿な話があるわけ......ない...よね?


「ねぇったら、シュン!黙っていないで質問に答えてよ!本当に...本当に魔族を

倒しちゃったのっ!?」


「え...と...そ、それは...その......」


ま、参ったな...これ倒したって言っちゃったら、絶対に後々厄介事になるパターン

だよな...。


ここは何とか頑張って、うまく誤魔化さないと...っ!


「あは...あはは...よ、よく考えたらさ、ぼ、僕の勘違いの可能性が出てきたよ!

だ、だって、アミューの話が本当ならさ、そんな簡単に魔族を倒せる訳がない

もん...ははは...!」


多少、強引な誤魔化しではあるが、僕は苦笑を浮かべながら必死にさっき発した

言葉を否定してみる。


「だ、だよねぇ~!そんな軽装備や戦闘不足で、あの魔族に勝てる訳がない

よね~!こう思っちゃうのって、シュンには失礼な話だけどさ...!」


ほ...!どうやら、アミューの奴、今の誤魔化しを信じてくれたみたいだ...。

こんな棒読みみたいな誤魔化しで騙せるなんて、やっぱり魔族って強いんだな...。


「はは...本当にビックリしちゃったよ、私!」


「ゴメン、ゴメン、あの男がその魔族に似てたからつい、そうなのかなぁって...」


「あれ...?でもさっきのシュンの話では、その場にいた騎士がそう言っていたから

とか、言ってなかったっけ?」


「はう!そ、そうだっけかなぁ~!多分、アミューの気のせいじゃないかな...!

さあ、そんな事よりもクエストの方を再開しようよ!」


「あ、そうだった!こんな所で立ち話をしている暇はなかったね!よし...

それじゃシュン、ここにはゴブリンはいないみたいだし...もうちょっと奥に

行ってみようか♪」


あっぶねぇ...!アミューって、意外に細かいとこに気がつくなぁ...。今後は

言葉を選んで慎重に言わなきゃ!


僕は心の中でそう呟き、気合いを入れ直した所で、アミューと一緒に森の奥へと

進んで行く。



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