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30話・ステータスオープンッ!


「よし、次は私の番だね...。では、クリス様...私の質問を

聞いてもらってもよろしいでしょうか?あ、これは失礼...

私の名前は笹木良之助と言います!」


「笹木良之助様ですね...では、笹木様...質問をどうぞ!」


「私が聞きたい事は...この世界で私達の強さは、どうやって

測るのでしょうか?」


「強さをですか?」


「はい...勇者として召喚されたのはいいですが、私達は本当に

強いのか、私達が魔王と戦えると言う力...証拠はどうやって

わかるのかと思いまして...」


「つまり、勇者様達の強さをどうやって確認するのって事ですよね?

それは簡単です。このステータスカードで己の強さを見る事ができます!」


笹木の質問を聞いたクリス王女は、ポケットらしき所から1枚のカードを

取り出して、それを皆へと見せる。


「ステータスカード...ですか?」


「はい、本当はギルドカードと言う物なのですが、このカードは王族専用で

名前もステータスカードとなっており、少し内容も違います」


それからクリス王女が、このステータスカードの詳しい説明をしてくれた。




ステータスカードは、LV、クラス、強さ、ギフト、その他、

この5つで構成せれており...


LV...現在の自分のLV。


クラス...今、現在の職業名。


強さ...これが私達の基本の強さで...


HP...現在生命力を数値化しモノ。これが0になると死んでしまう。

MP...現在魔法力を数値化したモノ。これがないと技や魔法は使えない。

最大\現在で、数字が表示される。


力...現在の攻撃力でこれが高いと攻撃技の威力が上がる。

防...現在の防御力で、これが高いと防御技の威力が上がる。

速...現在の素早さで、これが高いと回避能力が上がる。

魔...現在の魔力で、これが高いと魔法の威力が上がる。

幸...所謂ラッキー度、これが高いとクリティカルや

ドロップアイテムゲット率が上がる。


...以上の7つが自分の強さのパラメーターである。


ギフト...持っているギフト名。ギフト名を触ると、覚えている

ギフト技やその効果を見る事ができる。


その他...その名の通り、その他機能。『その他』の文字を触る事で

ここに登録されている数値等を見る事ができる。


因みに残りEXPや現在持っているお金の額は、ここに表示される。


ギルドに登録すると、ギルドランクもここに表示される。




「以上でステータスカードの説明を終わりますね」


「なるほど...このステータスカードを見れば、今の自分の強さを

測れるのですね!納得しました!」


納得した笹木は、クリス王女に深々と感謝の一礼をする。


「さ、笹木様!そんなに改まらないで下さい!でも、納得してくださって

良かったですわ!」


「あ、あの...オイラもそのステータスの事でクリス様に質問があります!

えっと...ステータスって、そのカードを使わないと見れないんでしょうか?」


鈍山が恐る恐ると手を上げて、クリス王女へステータスの質問を

してくる。


「このカード以外でステータスを見る方法ですか?」


「はい!ステータスオープンッ!...っと、こんな感じで叫ぶと

ステータスが表示されるやつです!ありません...か?」


「ええ...ありますよ、魔法やギフトにそのような感じモノが...。

ただ、そんなに叫ばなくてもいいのですが...」


「おおぉぉ―――あるんだぁぁぁっ!ブヒャァァァァ――――ッ!!

ワクテカが止まらねぇぇぇぇ―――――!!!」


「はは...相変わらず、鈍山様はテンションがお高めですね...」


叫声を荒らげて、回りをピョンピョン跳び跳ねる鈍山の事を、クリス王女が

ニガ笑いを浮かべて見ている。


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