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27話・クラスメイト召喚


シュンがカトンの町を訪ねるよりも少し前の時間......


ある城の深き地下にて、ある人物達が召喚の儀を執り行おうと

準備をしていた...。


「いよいよですね...リリ...!」


「はい、クリスお姉様!私...先程からドキドキが止まりません!」


「それは私もですよ...リリ。はあ...早く勇者様にお会いしとうございます...」


「さて...皆さん、準備の方はよろしいでしょうか...?」


「ハッ!クリス王女様!皆、いつでも召喚できる様に準備は整っております!」


そう...この世界アーチで最大と呼ばれている国、ランスロッドの王城の深き地下にて、

二人の王女様が待ちに待った勇者召喚の儀を執り行おうとしていたのだ...。


「ご苦労...では!今から召喚の儀を始めます!ハァァッ!」


クリスそう言葉を発すると、持っていた杖を天に掲げる!


「私のMPをクリスお姉様につなぎます!ヤァァッ!」


「私達、巫女も王女様達に続きますよ......タァァッ!」


「「「了解です!タァァァッ!!」」」


リリ王女の後に続けと、巫女のリーダーである少女が号令をあげると、

一斉に周りの巫女達も杖を天に掲げる!


「いい調子です...このまま、続けますよ...!」


リリ王女や巫女の杖から発する沢山の光たちが、クリス王女の杖へ

どんどん集まって行き、杖の発する光が部屋中に大きく広がっていく...。


「我らの大地をお作りし、7大女神のお一人メイーナ様...!貴女の導きし

勇者達を今ここへと召喚させてもらいます...!」


『我が名はランスロッド王国の第一王女クリスティーネ・バイッシュハイン!

その名のもとに集え、我らの未来を紡ぐ者達よ!我らの希望を紡ぐ勇者よ!!』


クリス王女が呪文を唱え、持っていた杖を魔方陣の中央に突き刺した!


すると魔力を集めて作られし光が、次々と突き刺した杖から魔方陣へ、

注がれる...。


そして全ての光が魔方陣に注がれると、端から魔方陣を包む様にドーム状の

光が広がって行く。


「この光は...来ます!」


この言葉を終えると同時に、魔方陣から光が拡散する様に消えて、気づくと

クリス王女の周りには幾数人の人物が立っていた...。


「ここは...」


「おお、勇者様!ようこそ、我らの世界アースへ!」


「貴女は一体...?」


「私の名はクリスティーネ・バイッシュハイン。この城...ランスロッド王国の

第一王女ですわ!」


「俺は光牙院隼人と申します...以後、お見知りおき下さい!」


クリス王女へ自己紹介を返すと光牙院は一礼する。


「それでクリスティーネ王女様...ここが女神様の言われていた大陸一の国、

ランスロッドなんですね?」


「はい、自分の言葉で大陸一と言うのは、些か照れてしまいますが...」


自分で大陸一番と言った言葉が恥ずかしかったのか、クリス王女の頬が

少し赤くなっている。


「ねね、クリスティーネ王女様!」


「クリスで構いませんよ、勇者様!」


「クリス...様ですね、わかりました!そう呼ばせてもらいますね!

おっと、私は井上恵って言います。井上、恵、どちらでも好きな方で

呼んで下さい!」


「それでは...井上様と呼ばせてもらいますね...!」


「私的には、気楽に呼び捨てで呼んで欲しいんだけどなぁ、

でも、王女様の立場があるからしょうがないか...」


井上はクリス王女の立場を理解し、取り敢えず納得する。


「それで改めて...クリス様にちょっと、聞きしたい事があるんですが...

いいですか?」


「私にですか?ハイ...それは何でしょうか、井上様?」


「この国、ランスロッドに王子様はいるんでしょうか?」


「王子様...ですか?ええ...いますよ二人の王子が。私の上に一人、

そして...そこの妹の...」


「あ、私はこの国の第二王女リリーナ・バイッシュハインと言います。

リリとお呼び下さい!」


突然クリスに声をかけられ、慌てて自分の自己紹介をしてくる。


「その妹リリの下に、もう一人王子がいます」


「おお、いるんだ!王子様...何て甘美なひ・び・き・!」


「ハア...喜んでもらえて良かったです、井上様......」


井上の恍惚な表情を見たクリス王女は、若干引き気味のニガ笑いを

浮かべるのであった...。


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