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244話・永久生涯のパートナーです!


「うむむ...。アミューお姉ちゃんがお兄ちゃんの人生のパートナーを名乗るなら、

ボクもお兄ちゃんの人生のパートナーを名乗っちゃうんだから!」


アミューの人生のパートナー発言を聞いていたココが、なら自分も蒼井の人生の

パートナーだと、興奮気味に尻尾を高速でフリフリと動かし宣言してくる。


「ああ、ココちゃん!抜け駆けはズッコイですわよ~!そ、それじゃ、わ、私も

シュン様の人生のパートナーになりますわ!永久生涯のっ!」


ココもアミューと同じ様に人生のパートナー発言をするので、ルビも慌てて

更に上のひと言を加えて、そのウェーブに乗ってくる。


「なぁ!え、永久生涯っ!?もう!抜け駆けするなって言っておきながら、

自分だけアピール度をあげてくるなんてしたたかですね、ルビさん!

じゃあ、私もシュンの永久生涯のパートナーでよろしく!」


「じゃ、じゃ~ボクもお兄ちゃんの永久生涯のパートナーだよ~!」


ルビの永久生涯という言葉を聞いたアミューとココが、手を挙手する様に

ビシッと挙げると、永久生涯と言う言葉を慌てて追加してくる。


「お、おお...モ、モテモテだね~瞬君。う、羨ましいよ!」


「はは...本当にそう思うのかい?」


「ううん、思わないでゲス。正直、オイラにはそこまでいくと、完全に

キャパオーバーでゲスから~ゲヘヘ...」


自分の容量じゃこのイチャイチャには耐えられないと、鈍山が首を左右に

振って否定を投げる。


「お、俺は羨ましいぞ!嗚呼!めちゃくちゃ羨ましいぃぃぃぃっ!!」


二人の横で鼻息荒く興奮している磯下が、蒼井の事を羨んで地面を何度も

踏んでいた。


「ねぇ...亀男君。い、磯下君って、あの言葉がブーメランだって事に、

気づいていないのかな?」


「多分、気づいてないと思うでゲスよ...ゲヘヘ」


地団駄を踏んいる磯下を見て、蒼井と鈍山が苦笑をこぼした。


「さてっと...ハイハイ、そこの三人!取り敢えず、落ち着いてね!」


僕は手をパンパンと叩き、アミュー達の談笑を一旦とめる。


「今はリリちゃんをこんな湿気の多い場所から遠ざける方が先だから...って、

あれ?リリちゃんはどこ?」


「リリ王女様なら、あそこでゲスよ。あそこ!」


「ふふ...シュン様の永久生涯のパートナーを口にするのなら、この私...

このランスロッド王が第二王女である...「リリーナ・バイッシュハイン」も

当然、参戦しないといけませんよね!」


リリがルビ達に向けて人差し指をビシッと突き出すと、我こそが蒼井の

真のパートナーだと、高らかに宣言してくるのだった。


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