表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
177/481

177話・隙を見ての一撃


「さて...これで吸収できる回数が、あと残り1回しかできなくなって

しまった...。これで一気に勝率が落ちちゃったな...」


僕は吸収の盾を拾い上げ、現状態を確認しつつ、暴れて狂っている

ガッコへと視線を向ける。


「グルル...ギャハハハァァァッ!!」


「あの野郎...あれだけ暴れているのに、まだ元気がいっぱいだなぁ...」


『主様、あいつを殺る気なら、さっさとした方がいいですよ。残り時間が

1分を切りましたし...』


1分を!?クソ...ヤバいな、どうすればいい...どうすれば、あのビームを

回避して奴を倒せる...あのビームを......


ん...?ビーム...光......?


「そうだ!あれがあれば、何とかいけるかも!なぁナヒ、もしあれが

あったら、直ぐに用意してよ!」


『あれですか...あ~あ、はいはい、ありますよ。それなら...はい、

受け取って下さい!』


蒼井の注文のするアイテムを、ナヒが即座に思考を読み込むと、

素早くマジックボックスからそれを射出する!


「これがそうなんだね♪」


『はい、注文通りの品ですよ。あ、使い方は......』


ナヒが蒼井の注文したアイテムの使い方を教えてくる。


「よし!使い方もわかった事だし...んじゃ、ラウンド2...行ってみようか!」


『これでやれなきゃ終わりなんですから、ドジをこかないで下さいね!』


気合を入れて突進しようとする蒼井に、ナヒがテンションのだだ下がる事を

口に出す。


「だぁ、そこは嘘でも頑張って、とか言ってくれないかな~!」


ナヒのその言葉に対し、僕は目を細めて軽く注意する。


『い、嫌ですよ!何で私が主様如きに...頑張ってなんて言わ――』


「ギザマ...ナニヲビトリデ、ゴチャゴチャトヌガシデイルゥゥゥッ!!」


ガッコの目がキラッと光ると、ナヒと会話していた蒼井に向けてビームを

発射してくる!


「もう当たるかよ!そんなへなちょこ攻撃なんかにっ!!」


僕は上手くビームの軌道を読んで、ギリギリの所で交わしていく。


「ナラ...ゴイヅノゴウゲギナラ......ドウダァァァ―――ッ!!」


ビームを避けている蒼井を魔導キャノンのスコープがロックオンすると、

連発でビームを発射してくる!」


「く...連弾か、あんな化け物になっている癖に、頭を使った攻撃をっ!」


僕は自分を狙ってくる魔導キャノンのビームを、吸収の盾を素早く構えて

何とか防ぐ!


「ギャハハハハハッ!ドウジダァァァ!キザマノタテニ、ヒビガハイッテ

キタゾォォォ!!」


「よし!今だぁぁぁ!!うりゃぁぁぁぁ――――っ!!」


ガッコが下卑た笑いをする為に、目を大きく見開いた瞬間を狙って、

先程ナヒの頼んでいた切り札のアイテム......【閃光弾】をガッコの

目の前に投げつけた!


「ギヤアアアアアアッ!!メガアアアァァァッ!メヴガアアアァァァ!!」


目を大きく見開いて高笑いをしていたせいで、ガッコが思いっきり

閃光弾の光を食らってしまう!


「これでお仕舞いだぁぁ!ガッコぉぉぉ!疾風の斬激ぃぃぃぃぃっ!!」


僕は力の限り、疾風の剣をXの字に振ると、それが風の刃へと変わり、

そして素早いスピードでガッコに向けて飛んで行く!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ